次の記述は、微小ダイポールを正弦波電流で励振した場合に発生する電磁界の成分について述べたものである。このうち正しいものを…
無線工学B 無線工学B A-4
次の記述は、微小ダイポールを正弦波電流で励振した場合に発生する電磁界の成分について述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。
- (1)微小ダイポールのごく近傍で支配的な電磁界は、静電界と静磁界の二つである。
- (2)誘導電磁界は、ビオ・サバールの法則に従う磁界とそれに対応する電界で、その大きさは、微小ダイポールからの距離の3 乗に反比例する。
- (3)放射電磁界の強度は、微小ダイポールからの距離に反比例する。
- (4)誘導電磁界と放射電磁界の大きさは、微小ダイポールからの距離が波長の(1/π)倍のとき等しくなる。
- (5)放射電界の位相は、放射磁界の位相よりπ/2〔rad〕遅れている。
正答 (3)
正答は (3)。放射電磁界は距離に反比例し、遠くまで届く成分です。正しいのはこれです。
微小ダイポールの電磁界は、距離 r に反比例する放射電磁界、r² に反比例する誘導電磁界、r³ に反比例する静電界からできています。距離が離れるほど誘導電磁界と静電界は急に小さくなり、遠くでは放射電磁界だけが残ります。
【ほかの選択肢】
(1) ごく近くで最も大きいのは静電界で、磁界は誘導磁界です。静磁界という成分はありません 誤り
(2) 誘導電磁界は距離の2乗に反比例します。3乗に反比例するのは静電界です 誤り
(4) 誘導電磁界と放射電磁界が等しくなるのは、距離が波長の 1/(2π) 倍のときです 誤り
(5) 放射電界と放射磁界は同じ位相です 誤り
出典:2026年(令和8年)1月期 第二級陸上無線技術士 無線工学B A-4(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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