次の記述は、等価地球半径について述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。…
無線工学A 無線工学A 〔21〕
次の記述は、等価地球半径について述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。ただし、大気は標準大気とする。
- (1)地球の中心から静止衛星までの距離を半径とした球を仮想したとき、この球の半径を等価地球半径という。
- (2)電波は電離層のE層の電子密度の不均一による電離層散乱によって遠方まで伝搬し、実際の地球半径に散乱域までの地上高を加えたものを等価地球半径という。
- (3)大気の屈折率は、地上からの高さとともに減少し、大気中を伝搬する電波は弧を描いて伝搬する。この電波の通路を直線で表すため、仮想した地球の半径を等価地球半径という。
- (4)等価地球半径は、真の地球半径を3/4 倍したものである。
正答 (3)
正答は (3)。これが正しい記述です。
【結論】
標準大気では、大気の屈折率は高さとともに少しずつ小さくなります。そのため、電波は上の層ほど速く進み、地表の側へわずかに曲がって弧を描きます。この曲がった通路を直線として扱えるように、地球の半径を実際より大きく仮想したものが等価地球半径です。
【誤りの選択肢】
(1) 静止衛星までの距離とは関係ありません。等価地球半径は、対流圏での電波の曲がりを補正するための考え方です
(2) E 層の電離層散乱は、電離層を使う伝搬の話で、等価地球半径の定義ではありません
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(4) 等価地球半径は真の地球半径の 4/3 倍です(約 8,500km)。3/4 倍ではありません
【覚え方】
「電波が下に曲がる分、地球を大きく(4/3 倍に)して、電波を直線とみなす」と覚えます。等価地球半径の比 K=4/3 は、標準大気での値です。
出典:2026年(令和8年)2月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔21〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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