次の記述は、送信アンテナと給電線との接続について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。…
無線工学A 無線工学A 〔17〕
次の記述は、送信アンテナと給電線との接続について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。
- (1)アンテナと給電線のインピーダンスが整合していないと、反射損が生じる。
- (2)アンテナと給電線のインピーダンスが整合していないと、給電線に定在波が生じる。
- (3)アンテナと給電線のインピーダンスが整合しているとき、給電線からアンテナへの伝送効率が最小になる。
- (4)アンテナと給電線のインピーダンスが整合しているときの電圧定在波比(VSWR)の値は1 である。
- (5)アンテナと給電線のインピーダンスの整合をとるには、整合回路などによりアンテナの給電点インピーダンスと給電線の特性インピーダンスを合わせる。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
【結論】
アンテナと給電線のインピーダンスが整合しているときは、給電線からアンテナへ向かう電力が反射せずにすべてアンテナに入ります。伝送効率は最小ではなく最大になります。
【正しい選択肢】
(1) 整合していないと、電力の一部がアンテナで反射して送信機の側へ戻り、アンテナに伝わる電力が減ります。これが反射損です
(2) 整合していないと、進行波と反射波が重なり、給電線に定在波が生じます
(4) 整合していれば反射波がないので、電圧の最大値と最小値が等しく、VSWR=1 になります
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(5) 整合回路(スタブ・整合トランスなど)で、アンテナの給電点インピーダンスと給電線の特性インピーダンスを合わせます
【関連する知識】
反射係数を Γ とすると、VSWR=(1+|Γ|)/(1-|Γ|) です。整合(Γ=0)なら1、反射が大きいほど大きくなり、1より小さくなることはありません。
出典:2026年(令和8年)6月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔17〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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