次の記述は、マイクロ波(SHF)のフェージングについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番…
無線工学A 無線工学A 〔22〕
次の記述は、マイクロ波(SHF)のフェージングについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) 大気層の揺らぎなどにより部分的に屈折率が変化し、電波の一部が散乱して直接波と干渉するため、電界強度が[A]変動する現象をシンチレーションフェージングという。(2) 大気層において高さによる湿度の急変や[B]があるとき、ラジオダクトが発生し、電界強度が不規則に変動する現象をダクト形フェージングという。(3) 大気屈折率の分布状態が時間的に変化して地球の等価半径係数が変化するため、直接波と大地反射波との干渉状態や大地による回折状態が変化して生じるフェージングを[C]フェージングという。
- (1)A: 比較的短い周期で小幅に B: 大気成分割合の変化 C: 跳躍性
- (2)A: 比較的短い周期で小幅に B: 温度の逆転層 C: K 形
- (3)A: 比較的長い周期で大幅に B: 大気成分割合の変化 C: K 形
- (4)A: 比較的長い周期で大幅に B: 温度の逆転層 C: 跳躍性
正答 (2)
正答は (2)。シンチレーションは短い周期で小幅に変動し、ダクトは温度の逆転層などで生じ、等価半径係数の変化によるのはK形です。
大気の小さな揺らぎで散乱した電波が直接波と干渉すると、短い周期で小さく揺れるシンチレーションフェージングになります。上空の気温が下層より高い逆転層ができると、電波が閉じ込められるラジオダクトが生じます。屈折率の分布が時間とともに変わると等価地球半径係数Kが変わり、直接波と大地反射波の干渉や回折の状態が変わります。これがK形フェージングです。
【ほかの選択肢】
(3)(4) シンチレーションは、比較的短い周期で小幅な変動です 誤り
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(1)(3) ダクトの原因は、大気の成分の割合ではなく温度の逆転層などです 誤り
(1)(4) 跳躍性フェージングは短波の電離層伝搬で起こるもので、K形とは別です 誤り
【覚え方】
K形の「K」は、等価地球半径係数のKです。
出典:2026年(令和8年)10月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔22〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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