メチシリン耐性黄色ブドウ球菌〈MRSA〉で誤っているのはどれか。…
午後 第68問
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌〈MRSA〉で誤っているのはどれか。
- (1)mecA 遺伝子を保有する。
- (2)院内感染型と市中感染型がある。
- (3)治療にはバンコマイシンが用いられる。
- (4)判定にはセフォキシチンが用いられる。
- (5)基質拡張型β-ラクタマーゼ〈ESBL〉を産生する。
正答 (5)
正答は (5)。誤っているのはこれです。
MRSA が β-ラクタム系抗菌薬に耐性を示すのは、mecA 遺伝子がつくる PBP2'(PBP2a)という、β-ラクタム系の薬が結合しにくい細胞壁合成酵素をもつためです。基質特異性拡張型 β-ラクタマーゼ(ESBL)は、大腸菌や肺炎桿菌などの腸内細菌目の細菌がつくる酵素で、MRSA の耐性のしくみではありません。
【ほかの選択肢】
(1) mecA 遺伝子を保有する 耐性の本体の遺伝子です 正しい
(2) 院内感染型と市中感染型がある 病院でみられる院内感染型(HA-MRSA)と、健康な人の皮膚感染などを起こす市中感染型(CA-MRSA。PVL 毒素をもつ株が多い)があります 正しい
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(3) 治療にはバンコマイシンが用いられる グリコペプチド系のバンコマイシンやテイコプラニン、リネゾリド、ダプトマイシンなどを使います 正しい
(4) 判定にはセフォキシチンが用いられる セフォキシチンは mecA による耐性をよく誘導するので、ディスク法などでのMRSAの判定に使われます 正しい
出典:2024年(令和6年) 臨床検査技師国家試験 問68(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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