民事訴訟における証人尋問及び当事者尋問に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記1から5までのうち…
午後の部(民事訴訟法) 午後の部 第4問
民事訴訟における証人尋問及び当事者尋問に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。ア 当事者尋問の申出は、証明すべき事実を特定しなくても、することができる。イ 当事者本人を尋問する場合において、その当事者は、裁判長の許可を受けなくとも、書類に基づいて陳述することができる。ウ 簡易裁判所の訴訟手続において、裁判所は、相当と認めるときは、当事者本人の尋問に代え、書面の提出をさせることができる。エ 16 歳未満の者を証人として尋問する場合であっても、法定代理人の同意があれば、宣誓をさせることができる。オ 裁判所は、正当な理由なく出頭しない証人の勾引を命ずることができる。
- (1)アウ
- (2)アエ
- (3)イエ
- (4)イオ
- (5)ウオ
正答 (5)
正答は (5)。正しいのはウとオです。
【ア】誤り
証拠の申出は、証明すべき事実を特定してしなければなりません(民事訴訟法180条1項)。当事者尋問の申出も証拠の申出なので同じです。
【イ】誤り
証人は、書類に基づいて陳述することができません。ただし、裁判長の許可を受けたときは、この限りではありません(民事訴訟法203条)。この規定は当事者本人の尋問に準用されます(同法210条)。当事者も、裁判長の許可がなければ書類に基づいて陳述できません。
【ウ】正しい
簡易裁判所は、相当と認めるときは、証人若しくは当事者本人の尋問又は鑑定人の意見の陳述に代え、書面の提出をさせることができます(民事訴訟法278条1項)。簡易裁判所の手続を簡易・迅速にするための特則です。
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【エ】誤り
16歳未満の者又は宣誓の趣旨を理解することができない者を証人として尋問する場合には、宣誓をさせることができません(民事訴訟法201条2項)。法定代理人の同意があっても同じです。
【オ】正しい
裁判所は、正当な理由なく出頭しない証人の勾引を命ずることができます(民事訴訟法194条1項)。証人には出頭義務があるので(同法190条)、過料・罰金などの制裁(同法192条・193条)とともに、強制的に出頭させる手段が定められています。
【組み合わせ】
正しいのはウとオで、これを組とする (5) が正答です。
出典:2023年(令和5年度) 司法書士試験 午後の部 第4問(法務省 公表)出典元ページ
最終更新日
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