43 歳の女性。下顎左側第二大臼歯遠心歯肉の腫れを主訴として来院した。1 年前から自覚していたがそのままにしていたという…
C問題 第71問
43 歳の女性。下顎左側第二大臼歯遠心歯肉の腫れを主訴として来院した。1 年前から自覚していたがそのままにしていたという。歯周基本治療後の再評価の結果、GTR 法を行うこととした。術中の口腔内写真(別冊No. 28A)、エックス線画像(別冊No. 28B)及び切開線の写真(別冊No. 28C)を別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。写真に示す切開線で適切なのはどれか。1 つ選べ。
- (1)ア
- (2)イ
- (3)ウ
- (4)エ
- (5)オ
正答 (1)
正答は (1)。GTR 法では膜を歯肉弁で完全に覆うため、歯肉を切り取らずに遠心へ1本の切開を延ばす形が適切です。
【見るところ】
表では下顎左側第二大臼歯の遠心に 8 mm のポケットと出血があり、写真(A)でもプローブが遠心に深く入っています。エックス線画像(B)では、同じ歯の遠心に垂直性の骨欠損があると読めます。切開線の写真(C)のアは、歯肉溝内の切開に加えて、遠心から後方へ1本の切開を延ばしただけの形です。
GTR 法では、骨欠損の上に置いた膜を、術後に歯肉弁で隙間なく覆って縫合することが大切です。そのため歯肉はできるだけ残し、切り取る形の切開は避けます。
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【ほかの選択肢】
(2) イは遠心を十字に切る形で、弁の先が細くなり血流が乏しく、膜を覆いにくいので 誤り
(3) ウは遠心の歯肉を四角に切り取るディスタルウェッジの形で、膜を覆う歯肉が足りなくなるので 誤り
(4) エは遠心の歯肉を楕円形に切り取る形で、同じく歯肉が足りなくなるので 誤り
(5) オは遠心の歯肉を三角形に切り取る形で、同じく歯肉が足りなくなるので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問71(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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