右側顎下部の腫脹を主訴として来院した13 歳男子の初診時の口腔外写真(別冊No. 5A)とMRI T2 強調像(別冊No…

C問題 第25問

右側顎下部の腫脹を主訴として来院した13 歳男子の初診時の口腔外写真(別冊No. 5A)とMRI T2 強調像(別冊No. 5B)を別に示す。本疾患の発症に関連するのはどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2024年(令和6年) 第25問の写真
正答 (2)
正答は (2)。舌下腺です。 【見るところ】 口腔外写真(別冊No. 5A)では、右側の顎下部がびまん性に腫れています。MRI T2 強調像の冠状断(別冊No. 5B)では、右側の顎下部に、境界明瞭で内部が均一な著しい高信号(液体を示す)の病変があり、口底から顎舌骨筋の下へ回り込んで広がっています。 若年者の顎下部の、T2 強調像で均一な高信号の嚢胞性病変で、顎下型(潜入型、plunging)のラヌーラが考えられます。ラヌーラは舌下腺から漏れ出た唾液がたまってできる粘液嚢胞(溢出型)で、顎舌骨筋の隙間などから顎下部へ広がると、口底の腫れがなくても顎下部の腫れとして現れます。
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原因が舌下腺なので、治療は舌下腺の摘出(嚢胞の開窓や内容の吸引だけでは再発しやすい)が基本です。 【ほかの選択肢】 (1) 顎下腺  顎下腺そのものの腫れ(唾石症・腫瘍)なら顎下腺の内部に病変がある。この病変は舌下腺由来の唾液の貯留 誤り (3) 顔面静脈  血管の病変ではない 誤り (4) Wharton 管  顎下腺の導管。唾石症の原因になるが、ラヌーラの原因ではない 誤り (5) 顎下リンパ節  リンパ節炎や転移なら充実性の腫大で、このような均一な液体の信号にはならない 誤り

出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問25(厚生労働省 公表)出典元ページ

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