8 歳の男児。歯の破折を主訴として来院した。30 分前に転倒し顔面を強打したという。上顎両側中切歯の動揺は認められず、打…

D問題 第48問

8 歳の男児。歯の破折を主訴として来院した。30 分前に転倒し顔面を強打したという。上顎両側中切歯の動揺は認められず、打診痛はあるが自発痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No. 13A)とエックス線画像(別冊No. 13B)を別に示す。処置の組合せで適切なのはどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2024年(令和6年) 第48問の写真(1/2)歯科医師 2024年(令和6年) 第48問の写真(2/2)
正答 (3)
正答は (3)。直接覆髄と生活歯髄切断です。 【見るところ】 口腔内写真(別冊No. 13A)では、上顎両側中切歯の歯冠が切縁側から斜めに破折しています。咬合面観では、写真の左の歯(右側中切歯、1|)の破折面に点状の小さな露髄が、右の歯(左側中切歯、|1)に横長の大きな露髄がみられます。エックス線画像(別冊No. 13B)は歯冠と歯根の一部までで根尖は写っていませんが、8歳なので中切歯の歯根はまだ完成していない時期です。写っている範囲に歯根の破折線はみられません。 受傷から30分と短く、自発痛はなく、歯根が未完成の若い歯です。歯髄を生かして歯根の完成(アペキソゲネシス)を目指します。
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露髄が小さい 1|:水酸化カルシウム製剤や MTA セメントで直接覆髄 露髄が大きい |1:露髄部の歯髄を一部除去する生活歯髄切断(部分断髄) を行い、破折片の接着やコンポジットレジンで歯冠を回復します。 【ほかの選択肢】 (1) コンポジットレジン修復 直接覆髄  両方の歯に露髄があり、覆髄をせずに修復だけはできない 誤り (2) コンポジットレジン修復 生活歯髄切断  小さい露髄への歯髄の処置がない 誤り (4) 抜髄 抜髄  根未完成歯で受傷直後なので、歯髄を保存する。抜髄すると歯根が完成しない 誤り (5) 抜髄 感染根管治療  歯髄は生きており、感染根管ではない 誤り

出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問48(厚生労働省 公表)出典元ページ

最終更新日

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