37 歳の男性。夜盲を主訴に来院した。視力は右1.5(矯正不能)、左1.2(矯正不能)。Goldmann 視野計検査では…

午前 第69問

37 歳の男性。夜盲を主訴に来院した。視力は右1.5(矯正不能)、左1.2(矯正不能)。Goldmann 視野計検査では20~40°付近に輪状暗点が検出された。ERG 検査の結果で考えられる波形はどれか。2 つ選べ。

視能訓練士 2023年(令和5年) 第69問の図
正答 (1)(2)
正答は (1)と(2)。考えられる波形は ① 杆体応答と ② 最大応答です。 夜盲を主訴に、視力は良好で、Goldmann 視野で 20〜40° 付近に輪状暗点があります。網膜色素変性の典型で、まず杆体が障害され、中心の錐体の働きは後まで保たれます。ERG では杆体系の応答が早くから消えるか、著しく小さくなります。 ① 杆体応答:100 μV の目盛りに比べて波がほとんどなく、平らな線。杆体系の応答の消失に合う ② 最大応答:a 波・b 波とも小さく、b 波がはっきり立ち上がらない。正常の最大応答は b 波が数百 μV になるので、著しく小さい
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③ 錐体応答・④ フリッカ応答は波の形が保たれ、⑤ 多局所 ERG も中心部を含めて応答が記録されています。これらは視力が良く、中心の錐体の働きが保たれていることと合い、この症例で異常として考えられる波形ではありません。 【ほかの選択肢】 (3) ③ 錐体応答  応答が保たれた波形。網膜色素変性の特徴の異常ではない 誤り (4) ④ フリッカ応答  30 Hz の刺激に応じた規則的な波が記録され、保たれている 誤り (5) ⑤ 多局所 ERG  各部位の応答が記録されている。中心の錐体の働きが保たれていることを示す 誤り

出典:2023年(令和5年) 視能訓練士国家試験 問69(厚生労働省 公表)出典元ページ

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