正常眼圧緑内障で正しいのはどれか。…
午後 第41問
正常眼圧緑内障で正しいのはどれか。
- (1)隅角に癒着がみられる。
- (2)眼圧下降治療が有効である。
- (3)散瞳薬の点眼が発症の誘因となる。
- (4)我が国の緑内障で最も少ない病型である。
- (5)初期の異常の検出にはGoldmann 視野計検査を用いる。
正答 (2)
正答は (2)。正常眼圧緑内障でも眼圧下降治療が有効です。
正常眼圧緑内障は、眼圧が統計上の正常範囲(およそ 21 mmHg 以下)にありながら、緑内障の視神経乳頭の変化と視野の障害が進む病型です。眼圧が正常でも、さらに眼圧を下げると進行が遅くなることが大規模な研究(眼圧を約30%下げた Collaborative Normal-Tension Glaucoma Study など)で示され、治療の基本は点眼などによる眼圧下降です。
【ほかの選択肢】
(1) 隅角に癒着がみられる。 誤り
開放隅角で、隅角の癒着(周辺虹彩前癒着)はありません。癒着は閉塞隅角緑内障の所見です。
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(3) 散瞳薬の点眼が発症の誘因となる。 誤り
散瞳で発作が起こりうるのは、隅角の狭い原発閉塞隅角症です。
(4) 我が国の緑内障で最も少ない病型である。 誤り
日本で最も多い病型です。多治見スタディ(40歳以上)では、緑内障全体の有病率約5.0%のうち、正常眼圧緑内障が約3.6%を占めました。
(5) 初期の異常の検出には Goldmann 視野計検査を用いる。 誤り
初期の小さな感度の低下(傍中心暗点や鼻側階段)は、Humphrey 視野計などの静的視野検査で見つけます。Goldmann 視野計は動的視野検査で、進んだ例や周辺の視野を見るのに向きます。
【関連】
正常眼圧緑内障では、乳頭出血や、近視、血流・夜間の血圧の低下など、眼圧以外の要因も関わるとされます。
出典:2024年(令和6年) 視能訓練士国家試験 問41(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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