以下の記述は、医薬品副作用被害救済制度に基づく救済給付に関するものである。該当する給付費として正しいものはどれか。…
医薬品の適正使用と安全対策 第118問
以下の記述は、医薬品副作用被害救済制度に基づく救済給付に関するものである。該当する給付費として正しいものはどれか。医薬品の副作用による疾病の治療(入院治療を必要とする程度)に伴う医療費以外の費用の負担に着目して給付されるものである。請求に係る医療が行われた日の属する月の翌月の初日から5年以内に請求がなされる必要がある。
- (1)障害年金
- (2)遺族年金
- (3)療養費
- (4)傷病手当
- (5)医療手当
正答 (5)
正答は (5)。医療手当です。
【医療費と医療手当の違いがこの問題の核心です】
記述には二つの決め手があります。
医療費以外の費用の負担に着目して給付される …… 医療手当
請求に係る医療が行われた日の属する月の翌月の初日から5年以内 …… 医療手当の請求期限
つまり、医薬品の副作用による疾病の治療に要した費用そのものを補うのが医療費、治療に伴って生じる交通費や日用品費などを補うのが医療手当です。
【救済給付の種類を整理します】
医療費 …… 副作用による疾病の治療に要した費用を実費補償。
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健康保険等による給付の額を差し引いた自己負担分。
請求期限は、医療費の支給の対象となる費用の支払いが行われたときから5年以内
医療手当 …… 治療に伴う医療費以外の費用の負担に着目して給付。
定額。請求期限は、請求に係る医療が行われた日の属する月の翌月の初日から5年以内
障害年金 …… 日常生活が著しく制限される障害の状態にある
18歳以上の人の生活補償等を目的として給付。請求期限なし
障害児養育年金 …… 同様の障害の状態にある18歳未満の人を養育する人に対して給付。請求期限なし
遺族年金 …… 生計維持者が死亡した場合の遺族の生活の立て直し等を目的。
最高10年間を限度。請求期限は死亡のときから5年以内
葬祭料 …… 死亡に伴う葬祭を行うことに伴う出費に着目して給付。定額
【傷病手当と療養費は制度が違います】
選択肢にある「傷病手当」「療養費」は、健康保険の給付の名称であり、医薬品副作用被害救済制度の給付の種類ではありません。名称が紛らわしいので、救済制度の給付は上の六つ(医療費、医療手当、障害年金、障害児養育年金、遺族年金、葬祭料)である、と数ごと覚えてしまうのが安全です。
【給付対象とならない場合】
なお、次の場合には救済制度の対象となりません。
医薬品の不適正な使用による健康被害
軽度な健康被害 …… 入院を必要とする程度でないもの
殺虫剤・殺鼠剤、殺菌消毒剤(人体に直接使用するものを除く)
一般用検査薬、一部の日局収載医薬品(精製水、ワセリン等)
製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合
無承認無許可医薬品による健康被害
出典:登録販売者試験 令和3年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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