サリドマイド、サリドマイド製剤及びサリドマイド訴訟に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第17問

サリドマイド、サリドマイド製剤及びサリドマイド訴訟に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a サリドマイド製剤は、これまでに一般用医薬品として販売されていたことはない。b サリドマイド訴訟は、サリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対する損害賠償訴訟である。c サリドマイドには、血管新生を妨げる作用がある。d サリドマイドの光学異性体のうち、一方の異性体(R体)のサリドマイドを分離して製剤化したものであれば、妊娠している女性が摂取しても催奇形性を避けることができる。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)(c)です。 【(a)誤り ―― 一般用医薬品としても販売されていました】 サリドマイド製剤は、1957年に西ドイツ(当時)で販売が開始され、日本では1958年1月から販売されていました。サリドマイドは催眠鎮静成分として承認され、その鎮静作用を目的として胃腸薬にも配合され、一般用医薬品としても販売されていました。 【(b)正しい】 サリドマイド訴訟は、催眠鎮静剤等として販売されたサリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対する損害賠償訴訟です。
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【(c)正しい】 サリドマイドは、副作用として血管新生を妨げる作用もあります。妊娠中にサリドマイドが摂取されると、胎児の血管新生が妨げられて細胞分裂が正常に行われず、器官が十分に成長しないことから、四肢欠損などの先天異常が発生します。 【(d)誤り ―― R体だけでも避けられません】 サリドマイドの光学異性体のうち、R体には鎮静作用が、S体には血管新生を妨げる作用があると考えられています。しかし、R体とS体は体内で相互に転換するため、R体のサリドマイドを分離して製剤化しても催奇形性は避けられません。

出典:登録販売者試験 令和7年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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