医薬品の副作用等による健康被害の救済給付の支給対象範囲に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
医薬品の適正使用と安全対策 第109問
医薬品の副作用等による健康被害の救済給付の支給対象範囲に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 医薬品の不適正な使用による健康被害については、医薬品副作用被害救済制度の救済給付の対象とならない。b いわゆる健康食品として販売された、無承認無許可医薬品の使用による健康被害については、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない。c 健康被害の程度が入院治療を必要とする程度であっても、やむをえず自宅療養を行った場合については、医薬品副作用被害救済制度の救済対象とならない。d 医薬品副作用被害救済制度の対象とならないケースのうち、製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合については、「医薬品PLセンター」への相談が推奨される。
- (1)a: 正 b: 正 c: 正 d: 誤
- (2)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
- (3)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (5)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。(a)(b)(d)が正しく、(c)が誤りです。
【(a)正しい ―― 不適正な使用は対象外】
医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による健康被害を救済するものです。したがって、医薬品の不適正な使用による健康被害は、救済給付の対象となりません。
適正な使用とは添付文書に記載された用法・用量、使用上の注意に従って
使用されたこと
定められた量を超えて服用した場合や、
使用してはいけないとされている人が使用した場合は、不適正な使用に当たります
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【(b)正しい ―― 無承認無許可医薬品は対象外】
いわゆる健康食品として販売された、無承認無許可医薬品の使用による健康被害については、救済制度の対象となりません。個人輸入により入手された医薬品による健康被害も同様に対象外です。
対象外となるものを一度に整理する
殺虫剤、殺鼠剤
殺菌消毒剤(人体に直接使用しないもの)
一般用検査薬
一部の日本薬局方収載医薬品(精製水、ワセリン等)
製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合
無承認無許可医薬品(健康食品として販売されたもの、
個人輸入により入手された医薬品を含む)
不適正な使用による健康被害
【(c)が誤り ―― 自宅療養でも対象になり得ます】
救済給付の対象となるのは、健康被害の程度が、入院を必要とする程度の医療(入院相当)を受けた場合などです。ここで重要なのは、やむをえず自宅療養を行った場合でも対象となるという点です。病床が確保できない等の事情で入院できなかったとしても、入院を必要とする程度の健康被害であれば救済の対象になります。「自宅療養だから対象外」という判断は誤りです。
対象とならない程度
医療機関での治療を要さずに寛解したような軽度のもの
こちらは、程度が軽いために対象外となります
【(d)正しい ―― 医薬品PLセンターへの相談】
救済制度の対象とならないケースのうち、製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合については、医薬品PLセンターへの相談が推奨されます。
医薬品PLセンター
日本製薬団体連合会において、
平成7年(1995年)7月の製造物責任法(PL法)の施行に合わせて開設された
医薬品または医薬部外品に関する苦情
(健康被害以外の損害も含まれる)について、製造販売元の企業と交渉するに当たって、公平・中立な立場で申立ての相談に応じ、交渉の仲介や調整・あっせんを行い、裁判によらずに迅速な解決に導くことを目的としている
医薬品または医薬部外品に関する苦情が対象であり、
医療機器に関する苦情は対象外です
この「医薬部外品は含むが医療機器は含まない」という範囲は、そのまま出題されますので押さえておいてください。
出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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