一般用医薬品の連用に関する注意について、海外において、長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告があるため、「1週間…
医薬品の適正使用と安全対策 第119問
一般用医薬品の連用に関する注意について、海外において、長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告があるため、「1週間以上継続して服用しないこと」とされている成分を一つ選べ。
- (1)ステロイド性抗炎症成分
- (2)アルミニウムを含む成分
- (3)グリチルリチン酸を含む成分
- (4)ビスマスを含む成分
- (5)カフェインを含む成分
正答 (4)
正答は (4)。該当するのはビスマスを含む成分です。
【ビスマスと精神神経症状】
次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマスなどのビスマスを含む成分は、腸粘膜のタンパク質と結合して被膜を形成し、腸粘膜を保護する収斂成分として止瀉薬に配合されます。
ところが、海外において、長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告があります。そのため、添付文書には「1週間以上継続して服用しないこと」と記載されています。
この1週間という数字がそのまま問われます。
【ビスマスに関するその他の注意】
胃潰瘍のある人 …… ビスマスの吸収が高まるおそれがあるため
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「相談すること」
アルコール …… ビスマスの吸収が高まるため、
服用前後は飲酒しないこと
妊婦又は妊娠していると思われる女性 ……
循環血液中に移行したビスマスは血液-胎盤関門を通過することが知られており、使用を避ける
「長期連用しない」「酒と一緒にしない」「妊婦は避ける」の3点セットで覚えてください。
【他の選択肢がなぜ違うのか】
それぞれ、連用に関して別の注意が定められています。
ステロイド性抗炎症成分 …… 長期連用しないこと。
副腎皮質の機能低下を生じるおそれがある。
外用薬では広範囲に使用しないことともされる
アルミニウムを含む成分 …… 長期連用しないこと。
アルミニウム脳症、アルミニウム骨症を生じるおそれがある。
透析療法を受けている人は使用しない
グリチルリチン酸を含む成分 …… 長期連用しないこと。
偽アルドステロン症を生じるおそれがある。
1日最大服用量がグリチルリチン酸として40ミリグラム以上の製品は高齢者等で相談が必要
カフェインを含む成分 …… 眠気防止薬では
短期間の服用にとどめ、連用しないこと。
依存を形成するおそれがあり、疲労回復には睡眠が必要である
いずれも「連用しない」と書かれている点は共通ですが、期間を「1週間以上継続して服用しない」と明示しているのはビスマスです。ここが決め手になります。
【連用に関する期間の数字を並べて覚える】
ビスマスを含む成分 …… 1週間以上継続して服用しない
芍薬甘草湯 …… 症状があるときのみの服用にとどめ、連用しない
駆虫薬 …… 1か月以上間隔を置いてから再度使用する
数字が出てくる注意は、必ず数字ごと覚えてください。
出典:登録販売者試験 令和元年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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