呼吸器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
人体の働きと医薬品 第45問
呼吸器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 呼吸器系は、呼吸を行うための器官系で、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなる。b 鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道といい、そのうち、咽頭・喉頭までの部分を下気道、気管から気管支、肺までの部分を上気道という。c 扁桃はリンパ組織(白血球の一種であるリンパ球が密集する組織)が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。
- (1)a: 正 b: 正 c: 正
- (2)a: 誤 b: 誤 c: 正
- (3)a: 誤 b: 正 c: 誤
- (4)a: 正 b: 誤 c: 正
- (5)a: 正 b: 正 c: 誤
正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(a)と(c)です。
【(a)正しい ―― 呼吸器系の構成】
呼吸器系は、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなります。上から順に並べられるようにしておいてください。
【(b)が誤り ―― 上気道と下気道が逆】
正しくは、鼻腔、咽頭、喉頭までが上気道、気管から気管支、肺までが下気道です。設問は完全に入れ替わっています。
上にあるほうが上気道、と素直に考えれば間違えません。かぜの多くは上気道の炎症である、という説明ともつながります。
上気道 鼻腔、咽頭、喉頭
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下気道 気管、気管支、肺
【(c)正しい ―― 扁桃はリンパ組織】
扁桃は、リンパ組織(白血球の一種であるリンパ球が密集する組織)が集まってできており、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われます。
扁桃は咽頭の後壁にあります。喉が腫れる、という日常的な経験が、この免疫反応の現れです。
【呼吸器系の防御の仕組み】
呼吸器は、常に外気と接触するため、異物や病原物質の侵入経路になりやすい器官です。そのため、いくつもの防御機構が備わっています。
鼻毛 大きな粒子をとらえる
鼻腔内部の毛細血管 吸い込んだ空気を加温・加湿する
鼻汁 リゾチームを含み、気道の防御機構の一部を担う
線毛 気管・気管支の粘膜にあり、異物を痰として排出する
肺胞マクロファージ 肺胞に侵入した異物を貪食する
肺胞には粘液層や線毛がないため、最後の砦として肺胞マクロファージ(貪食細胞)が働きます。
また、肺自体には肺を動かす筋組織がなく、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われています。この点も定番の出題です。
喉頭には声帯があり、呼気で振動させて声が発せられます。喉頭の軟骨の突起した部分が喉仏である、という記述も押さえておいてください。
出典:登録販売者試験 令和6年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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