血液に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第46問

血液に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a 好中球は、白血球の約60%を占めている。b 赤血球は、銅と結合したタンパク質であるヘモグロビンを含んでいる。c 血管の損傷部位では、血小板から放出される酵素によって血液を凝固させる一連の反応が起こり、血漿タンパク質の一種であるフィブリンが傷口で重合して線維状のフィブリノゲンとなる。d グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)と(d)です。 【(a)正しい ―― 好中球は約60パーセント】 白血球のうち、好中球が最も多く、約60パーセントを占めます。 白血球の内訳は、割合とともに覚えるのが定石です。 好中球  約60パーセント  最も数が多い。血管壁を通り抜けて組織に入り込み、細菌等を貪食する リンパ球 約3分の1     T細胞(異物を認識)とB細胞(抗体を産生)がある 単球   約5パーセント   最も大きく、組織に入るとマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる 好酸球、好塩基球 ごく少数  アレルギーに関与
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リンパ球は血液のほかリンパ液にも分布し、リンパ節、脾臓等のリンパ組織で増殖します。 【(b)が誤り ―― ヘモグロビンは鉄と結合】 ヘモグロビンは、鉄と結合したタンパク質です。銅ではありません。 ヘモグロビンは酸素量の多いところで酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところで酸素分子を放出する性質があり、これによって全身に酸素を運びます。 鉄が不足するとヘモグロビンが減少して貧血症状が現れます。鉄欠乏性貧血として、鉄製剤の分野でも問われる論点です。 【(c)が誤り ―― フィブリノゲンとフィブリンが逆】 正しくは、血漿タンパク質の一種であるフィブリノゲンが傷口で重合して、線維状のフィブリンとなります。設問は、フィブリンが重合してフィブリノゲンになる、と逆に書いています。 フィブリンの線維に赤血球や血小板などが絡まり合い、血の凝固物(血餅)となって傷口をふさぎ、止血します。 フィブリノゲン   溶けている状態の材料(血漿タンパク質) フィブリン     固まった線維 「ゲン」が付くほうが材料、と覚えると取り違えません。 【(d)正しい ―― グロブリンは抗体】 グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体(免疫グロブリン)としての役割を担います。 血漿タンパク質のもう一方の柱であるアルブミンは、血液の浸透圧を保持する(血漿の水分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きと、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする働きを持ちます。 アルブミンとグロブリン、それぞれの役割をセットで覚えてください。

出典:登録販売者試験 令和6年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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