目に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
人体の働きと医薬品 第49問
目に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには扁平になり、遠くの物を見るときには丸く厚みが増す。b 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、眼内に一定の圧(眼圧)を生じさせている。c 視細胞が光を感じる反応には、ビタミンAが不可欠である。d 眼瞼は、皮下組織が少なく薄くできているため、内出血や裂傷を生じやすい。
- (1)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 正 c: 正 d: 正
- (3)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
- (5)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
正答 (4)
正答は (4)。a が誤りです。
【(a)が誤り ―― 近くを見るときは丸く厚みが増す】
水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になります。設問は逆です。
理屈はこうです。水晶体は毛様体小帯(チン小帯)で吊るされています。毛様体が収縮すると水晶体を引っ張る力が緩み、水晶体は自らの弾力で丸く厚くなります。毛様体が弛緩すると引っ張る力が強まり、水晶体は薄く扁平になります。
近くを見続けると目が疲れるのは、毛様体が収縮しっぱなしになるからです。日常の感覚と結びつけておくと、逆にされてもすぐ気づけます。
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【(b)正しい ―― 房水と眼圧】
角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、角膜に酸素や栄養分を供給するとともに、眼内に一定の圧(眼圧)を生じさせています。
角膜には血管が通っていないため、房水が栄養を運ぶ役割を担っています。房水の排出が妨げられて眼圧が上がると緑内障になります。抗コリン成分を緑内障の人が使えないのは、このためです。
【(c)正しい ―― 視細胞とビタミンA】
視細胞が光を感じる反応にはビタミンAが不可欠です。そのため、ビタミンAが不足すると夜間視力の低下(夜盲症)が生じます。
網膜には、色を識別する錐体と、わずかな光でも敏感に反応する桿体の2種類の視細胞があります。
【(d)正しい ―― 眼瞼は薄い】
眼瞼(まぶた)は、皮下組織が少なく薄くできているため、内出血や裂傷を生じやすく、またむくみ(浮腫)等の全身的な体調不良の症状が現れやすい部位です。
まぶたが腫れやすいのは、組織がもともと薄くて緩いからです。
【あわせて押さえること】
目の充血は、結膜の充血では白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も赤くなりますが、強膜が充血したときは眼瞼の裏側は赤くならず、強膜自体が乳白色であるため、白目の部分がピンク味を帯びます。ここも対比で問われます。
出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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