内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第78問
内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a ジフェンヒドラミン塩酸塩は、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。b プソイドエフェドリン塩酸塩は、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人では、症状を悪化させるおそれがあり、使用を避ける必要がある。c ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の刺激を伝達する交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合される。
- (1)a: 正 b: 正 c: 正
- (2)a: 誤 b: 正 c: 正
- (3)a: 正 b: 誤 c: 正
- (4)a: 正 b: 正 c: 誤
正答 (4)
正答は (4)。a 正、b 正、c 誤 です。
【(a)正しい】
ジフェンヒドラミン塩酸塩などのジフェンヒドラミンを含む成分は、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を起こすおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要があります。
【(b)正しい】
プソイドエフェドリン塩酸塩は、交感神経系に対する刺激作用によって心臓血管系や肝臓でのエネルギー代謝等への影響が生じやすく、心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人では、症状を悪化させるおそれがあり、使用を避ける必要があります。他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強く、副作用として不眠や神経過敏が現れることがあります。
解説の続きをみる続きを閉じる
【(c)誤り ―― 抑えるのは「副交感神経系」】
ベラドンナ総アルカロイド、ヨウ化イソプロパミド等の抗コリン成分は、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、鼻腔内の刺激を伝達する「副交感神経系」の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えます。交感神経系ではありません。
【関連】
抗コリン成分は「アセチルコリンの働きを抑える=副交感神経系を抑える」成分です。成分の名前(抗コリン)と神経の名前(副交感)を結びつけておくと、入れ替えに気づけます。
出典:登録販売者試験 令和6年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
「主な医薬品とその作用」のほかの問題
- 令和8年度 第98問肥満症又は肥胖症に用いられる漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはど
- 令和7年度 第71問口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
- 令和7年度 第84問次の表は、ある胃腸薬に含まれている成分の一覧である。
- 令和7年度 第97問漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 令和8年度 第70問コレステロール及び高コレステロール改善薬に含まれている成分に関する次の記述のうち、正しい
- 令和8年度 第83問胃の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せ
スポンサーリンク

