肥満症又は肥胖症に用いられる漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第98問

肥満症又は肥胖症に用いられる漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 防風通聖散は、使用する際、他の瀉下薬との併用は避けることとされている。b 防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされている。c 大柴胡湯は、構成生薬としてカンゾウを含み、まれに重篤な副作用として偽アルドステロン症が起こることが知られている。

正答 (3)
正答は (3)。a 正、b 正、c 誤 です。 【(a)正しい】 防風通聖散を使用するときには、他の瀉下薬との併用は避けることとされています。構成生薬としてカンゾウ、マオウ、ダイオウを含み、小児に対する適用はありません。体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症に適すとされます。 【(b)正しい】 防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされます。構成生薬としてカンゾウを含み、まれに重篤な副作用として肝機能障害、間質性肺炎、偽アルドステロン症が起こることが知られています。
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【(c)誤り ―― 大柴胡湯はカンゾウを含まない】 大柴胡湯の構成生薬として手引きに挙げられているのはダイオウで、カンゾウは含みません。まれに重篤な副作用として挙げられているのは、肝機能障害、間質性肺炎です。偽アルドステロン症は、カンゾウを含む防已黄耆湯や防風通聖散で挙げられている副作用です。 【関連】 肥満症又は肥胖症に用いられる漢方処方製剤(防已黄耆湯、防風通聖散、大柴胡湯)は、どのような肥満症にも適すわけではありません。基本的に、糖質や脂質を多く含む食品の過度の摂取を控える、日常生活に適度な運動を取り入れる等、生活習慣の改善が図られることが重要です。

出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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