内服アレルギー用薬(鼻炎用内服液を含む。)及びアレルギー症状に対する受診勧奨に関する次の記述の正誤について、正しい組合せ…
主な医薬品とその作用 第77問
内服アレルギー用薬(鼻炎用内服液を含む。)及びアレルギー症状に対する受診勧奨に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 一般用医薬品のアレルギー用薬は、長期の連用は避け、5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。b 一般用医薬品(漢方処方製剤を含む。)には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹等の治療に用いることを目的とするものはないことから、アトピー性皮膚炎が疑われる場合やその診断が確定している場合は、医師の受診を勧めることが重要である。c 皮膚感染症(たむし、疥癬等)により、湿疹やかぶれ等に似た症状が現れることがある。その場合には、皮膚感染症そのものに対する対処よりも、アレルギー用薬によって一時的に痒み等の緩和を図ることを優先する必要がある。d 医薬品が原因となってアレルギー症状を生じることもあり、使用中に症状が悪化・拡大したような場合には、医薬品の副作用である可能性を考慮し、その医薬品の服用を中止して、医療機関を受診するなどの対応が必要である。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 誤
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (3)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (5)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
正答 (2)
正答は (2)。誤っているのは(c)だけです。
【(a)正しい ―― 5から6日間が目安】
一般用医薬品のアレルギー用薬は、長期の連用を避け、5から6日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受けるなどの対応が必要です。
一般用医薬品では「一定期間または一定回数使用しても症状の改善がみられない場合には受診」という考え方が全体を貫いています。その具体的な日数は薬効群ごとに異なりますが、5から6日という目安は多くの薬効群で共通しますので、覚えておくと役立ちます。
【(b)正しい ―― アトピー性皮膚炎は対象外】
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一般用医薬品(漢方処方製剤を含む)には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹等の治療に用いることを目的とするものはありません。
したがって、アトピー性皮膚炎が疑われる場合や、その診断が確定している場合には、医師の受診を勧めることが重要です。
「漢方処方製剤を含む」と念を押されている点が大切です。漢方なら体質改善に使える、という誤解を否定しています。
【(c)が誤り ―― 感染症そのものへの対処が先】
皮膚感染症(たむし、疥癬等)により、湿疹やかぶれ等に似た症状が現れることがあります。その場合は、皮膚感染症そのものに対する対処を優先する必要があり、アレルギー用薬で一時的に痒みを抑えることを優先してはいけません。設問は優先順位が逆です。
痒みだけを抑えると、その間に感染が進行し、また、かえって皮膚感染が悪化することもあります。原因が感染なのか、アレルギーなのかを見極めることが先です。
【(d)正しい ―― 薬そのものが原因のことがある】
医薬品が原因となってアレルギー症状を生じることもあります。使用中に症状が悪化・拡大したような場合には、医薬品の副作用である可能性を考慮し、その医薬品の服用を中止して、医療機関を受診するなどの対応が必要です。
痒み止めを塗ったら痒みがひどくなった、という訴えは実際によくあります。薬を足すのではなく、まず止める、という判断が要ります。
【内服アレルギー用薬の他の注意点】
鼻炎用内服薬と、外用の鼻炎用点鼻薬は、同じ成分または同種の作用を有する成分が重複することがあり、併用は避ける必要があります。
アドレナリン作動成分(プソイドエフェドリン塩酸塩等)は、高血圧、心臓病、糖尿病、甲状腺機能障害、前立腺肥大による排尿困難がある人では、症状を悪化させるおそれがあります。とくにプソイドエフェドリン塩酸塩は、これらの診断を受けた人は「してはいけないこと」に該当します。
抗ヒスタミン成分は、乗物や機械類の運転操作を避ける必要があります。
アレルギー症状の根本的な治療とはならず、一時的に症状を緩和するにすぎません。
出典:登録販売者試験 令和6年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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