中枢神経系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
人体の働きと医薬品 第52問
中枢神経系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 中枢神経系は脳や脊髄から体の各部へと伸びている。b 脳の血管は末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高く、タンパク質などの大分子や小分子でもイオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行しにくい。c 小児では、血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすい。d 脊髄には、心拍数を調節する心臓中枢及び呼吸を調節する呼吸中枢がある。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (3)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
- (4)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 誤 d: 正
正答 (4)
正答は (4)。a 誤、b 正、c 正、d 誤 です。
【(a)誤り ―― 伸びているのは「末梢神経系」】
中枢神経系は脳と脊髄から構成されます。脳や脊髄から体の各部へと伸びているのは末梢神経系です。末梢神経系は、随意運動、知覚等を担う体性神経系と、無意識に働く機能を担う自律神経系に分類されます。
【(b)正しい】
脳の血管は末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高く、タンパク質などの大分子や小分子でもイオン化した物質は、血液中から脳の組織へ移行しにくくなっています。このように、脳の毛細血管が中枢神経の間質液環境を血液内の組成変動から保護するように働く機能を、血液脳関門といいます。
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【(c)正しい】
小児では、血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすくなります。
【(d)誤り ―― 心臓中枢・呼吸中枢は「延髄」】
心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等があるのは延髄です。延髄は後頭部と頸部の境目あたりに位置し、脳と脊髄をつないでいます。脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す(脊髄反射)場合があります。
出典:登録販売者試験 令和7年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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