肝臓の主な働きに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第44問

肝臓の主な働きに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a グリコーゲンの貯蔵b 胆汁を濃縮して貯蔵c 必須アミノ酸の生合成d ビタミンA、D、B6、B12の貯蔵

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)と(d)です。 【(a)正しい ―― グリコーゲンの貯蔵】 肝臓は、小腸で吸収されたブドウ糖をグリコーゲンとして蓄えます。血糖値が下がったときには、グリコーゲンを分解してブドウ糖として血液中に放出します。 グリコーゲンは筋肉にも蓄えられますが、貯蔵場所として問われるのはまず肝臓です。 【(b)が誤り ―― 胆汁を濃縮して貯蔵するのは胆嚢】 胆汁を産生するのは肝臓ですが、濃縮して蓄えるのは胆嚢です。ここを入れ替えるのは定番の引っかけです。 胆嚢は、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して、腸管内に胆汁を送り込みます。胆汁に含まれる胆汁酸塩は、脂質の消化を容易にし、また脂溶性ビタミンの吸収を助けます。腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、小腸で再吸収されて肝臓に戻されます(腸肝循環)。
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【(c)が誤り ―― 必須アミノ酸は体内で作れない】 必須アミノ酸とは、体内で作られないため食品などから摂取する必要があるアミノ酸のことです。肝臓が生合成するわけがありません。言葉の定義そのものを問う選択肢です。 肝臓が行うのは、必須アミノ酸以外のアミノ酸の生合成です。ここに「必須」が付いているかどうかだけで正誤が決まりますので、読み飛ばさないでください。 【(d)正しい ―― ビタミンの貯蔵】 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、ビタミンD等のほか、水溶性ビタミンであるビタミンB6、ビタミンB12等の貯蔵臓器でもあります。 脂溶性ビタミンが蓄えられるのは想像しやすいのですが、水溶性ビタミンの一部も蓄えられる点が意外で、そこが問われます。 【肝臓の働きをまとめて】 栄養分の代謝・貯蔵   グリコーゲン、ビタミンA・D・B6・B12、アミノ酸の生合成 生体物質の代謝・分解  アルコール、アンモニア、ビリルビン、医薬品の成分 胆汁の産生       胆汁酸塩、ビリルビン

出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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