浣腸薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第86問

浣腸薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a ビサコジルは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。b グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるおそれがある。c 注入剤(肛門から薬液を注入するもの)を使用する時の注意点として、できるだけ早く押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくり抜き取ることが挙げられる。d 浣腸薬は一般に、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきである。

正答 (2)
正答は (2)。a 誤、b 正、c 誤、d 正 です。 【(a)誤り ―― これは「炭酸水素ナトリウム」の説明】 直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられるのは、炭酸水素ナトリウムです。ビサコジルは、大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して排便を促すと考えられている成分で、浣腸薬(坐剤)のほか内服の瀉下薬としても用いられます。 【(b)正しい】 グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告があります。体力の衰えている高齢者や心臓に基礎疾患がある人で特に現れやすいため、高齢者又は心臓病の診断を受けた人では、使用前に医師等へ相談がなされるべきです。
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【(c)誤り ―― 「ゆっくりと」押し込む】 注入剤を使用するときは、ゆっくりと押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくりと抜き取ります。また、注入する薬液は人肌程度に温めておくと、不快感を生じることが少ないとされています。「できるだけ早く押し込み」は誤りです。 【(d)正しい】 浣腸薬は一般に、直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきとされています。

出典:登録販売者試験 令和7年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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