ブロモバレリル尿素を含む医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第66問

ブロモバレリル尿素を含む医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 反復して摂取しても依存を生じることはない。b 胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けるべきである。c 酒とともに服用すると、その薬効や副作用が増強されるおそれがある。d 使用した後は乗物や危険を伴う機械類の運転操作は避けるべきである。

正答 (5)
正答は (5)。誤っているのは(a)だけです。 ブロモバレリル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用がある鎮静成分です。催眠鎮静薬のほか、解熱鎮痛薬や乗物酔い防止薬にも配合されます。 【(a)が誤り ―― 依存性がある】 ブロモバレリル尿素は、反復して摂取すると依存を生じることが知られています。「依存を生じることはない」とする設問は誤りです。 不眠や不安を訴えて、これらの成分を含む医薬品を長期間にわたって使用している人は、自己判断で急に使用をやめると、薬物依存からの離脱症状が現れることがあります。その場合は、医療機関を受診させるなどの対応が必要です。
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また、少量でも眠気などが生じやすいため、過量服用による中毒が問題になった歴史もあります。大量摂取による自殺企図に用いられた経緯から、近年は使用量が減少しています。 同様の注意が必要な成分として、アリルイソプロピルアセチル尿素があります。この2つはセットで覚えてください。 【(b)正しい ―― 妊婦は避ける】 ブロモバレリル尿素は、胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦または妊娠していると思われる女性は使用を避けることが望ましいとされます。 添付文書では「相談すること」の「妊婦又は妊娠していると思われる人」に記載される内容です。 【(c)正しい ―― 酒との併用は危険】 酒(アルコール)とともに服用すると、その薬効や副作用が増強されるおそれがあります。 アルコールは中枢神経系を抑制する作用があり、同じ方向に働く鎮静成分と重なるためです。加えて、アルコールは医薬品の代謝にも影響を与えます。 ブロモバレリル尿素に限らず、催眠鎮静薬、解熱鎮痛薬、かぜ薬などでは、服用前後の飲酒を避けるよう説明してください。 【(d)正しい ―― 乗物や機械類の運転操作は避ける】 眠気や注意力の低下が生じるため、使用した後は、乗物や危険を伴う機械類の運転操作を避ける必要があります。 こちらは添付文書の「してはいけないこと」に記載される内容です。 【まとめ】 ブロモバレリル尿素について問われる論点は、ほぼ次の4点に集約されます。 依存性がある 妊婦は使用を避ける(胎児への障害のおそれ) 飲酒との併用を避ける 乗物・機械類の運転操作を避ける (a)のように「依存はない」と書いてあれば誤り、と即断できるようにしておきましょう。

出典:登録販売者試験 令和6年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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