一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第36問
一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 登録販売者は、生活者のセルフメディケーションに対して、第二類医薬品及び第三類医薬品の販売、情報提供等を担う観点から、支援していくという姿勢で臨むことが基本となる。b 一般用医薬品の購入者は、使用者の体質や症状等にあった製品を事前に調べて選択しているのではなく、宣伝広告や販売価格等に基づき漠然と製品を選択していることが少なくないことにも留意しなければならない。c 登録販売者からの情報提供は、説明内容が購入者等にどう理解されたかなどの実情を把握しながら行う必要はなく、専門用語を分かりやすい平易な表現で説明するだけでよい。d 情報提供を受けた当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえ、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (2)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (3)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (4)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (5)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。c が誤りです。
【(a)正しい ―― 支援していく姿勢】
登録販売者は、生活者のセルフメディケーションに対して、第二類医薬品及び第三類医薬品の販売、情報提供等を担う観点から、支援していくという姿勢で臨むことが基本です。
「売る」ではなく「支援する」と書かれている点に注目してください。この科目は一貫して、専門家の役割を販売者ではなく相談相手として描いています。
【(b)正しい ―― 漠然とした選択が少なくない】
一般用医薬品の購入者は、使用者の体質や症状等にあった製品を事前に調べて選択しているとは限らず、宣伝広告や販売価格等に基づいて漠然と製品を選択していることが少なくありません。
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だからこそ、購入者が何を求めているのかを対話の中で確かめる必要があります。指名買いだから説明は不要、とはならないわけです。
【(c)が誤り ―― 理解の実情の把握は必要】
情報提供は、専門用語を平易な表現で説明するだけでは足りません。説明した内容が購入者等にどう理解され、行動に反映されているかなどの実情を把握しながら行う必要があります。
一方的に話して終わりではなく、相手の反応を見ながら伝え方を調整する、というのがここで求められている姿勢です。「〜するだけでよい」という締め方の選択肢は、たいてい誤りだと考えて差し支えありません。
【(d)正しい ―― 使用者と購入者が別人のことがある】
情報提供を受けた当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえて、販売時のコミュニケーションを考える必要があります。
家族の薬を買いに来る場面は日常的にあります。その場合、目の前の人の体質や持病を聞いても意味がありません。誰が使うのかを最初に確かめる必要があるのは、このためです。
【確認しておきたい基本的ポイント】
何のためにその医薬品を購入しようとしているか(購入の動機)
その医薬品を使用するのは情報提供を受けている当人か、又はその家族等が想定されるか
その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか
その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか
その医薬品を使用する人がアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるか
その医薬品を使用する人が相互作用や飲み合わせで問題を生じるおそれのある他の医薬品や食品を摂取していないか
その医薬品がすぐに使用される状況にあるか(購入者等の症状等に関わりなく購入されることがあるか)
症状等がある場合、それはいつ頃からか、その原因や患部等の特定はなされているか
出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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