C型肝炎訴訟に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第39問
C型肝炎訴訟に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。出産や手術の際に特定の( a )製剤や( b )製剤の投与を受けたことにより、C型肝炎( c )に感染したことに対する損害賠償訴訟である。
- (1)a: グロブリン b: インターフェロン c: ウイルス
- (2)a: フィブリノゲン b: インターフェロン c: 細菌
- (3)a: フィブリノゲン b: 血液凝固第Ⅸ因子 c: ウイルス
- (4)a: グロブリン b: インターフェロン c: 細菌
- (5)a: グロブリン b: 血液凝固第Ⅸ因子 c: ウイルス
正答 (3)
正答は (3)。(a)はフィブリノゲン、(b)は血液凝固第Ⅸ因子、(c)はウイルスです。
C型肝炎訴訟は、出産や手術の際に特定のフィブリノゲン製剤や血液凝固第Ⅸ因子製剤の投与を受けたことにより、C型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟です。
【(a)フィブリノゲン製剤】
フィブリノゲンは血液を固める働きをするタンパク質で、出血を止めるために用いられました。出産時の大量出血への対応で使われたことが、被害が広がった一因です。
【(b)血液凝固第Ⅸ因子製剤】
血液凝固第Ⅸ因子製剤も血液由来の製剤です。ここで気をつけたいのが、HIV訴訟との区別です。HIV訴訟は血友病患者が血液凝固因子製剤の投与を受けたことによるもので、こちらは主に血液凝固第Ⅷ因子製剤が問題になりました。
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C型肝炎訴訟 フィブリノゲン製剤、血液凝固第Ⅸ因子製剤
HIV訴訟 血液凝固第Ⅷ因子製剤(血友病患者)
ⅧとⅨの入れ替えは典型的な引っかけです。選択肢に「インターフェロン」が入っているものもありますが、インターフェロンはC型肝炎の治療薬であって、感染の原因となった製剤ではありません。
【(c)ウイルス】
C型肝炎はウイルスによる感染症です。細菌ではありません。
【あわせて押さえること】
国及び製薬企業を被告として、5つの地裁で提訴されました。その後、特別措置法(C型肝炎特別措置法)が制定・施行され、給付金の支給の仕組みが整えられました。
また、C型肝炎訴訟を契機として、医薬品の副作用等による健康被害の再発防止に向けた取組みを政府として進めるなかで、医薬品等行政評価・監視委員会が設置されました。この委員会の設置がC型肝炎訴訟を契機とするものだ、という点は問40でも問われています。
出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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