医薬品の剤形ごとの違い、適切な使用方法に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第58問

医薬品の剤形ごとの違い、適切な使用方法に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 軟膏剤は、油性基剤に水分を加えたもので、患部を水で洗い流したい場合等に用いられる。b 口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされている。c カプセルの原材料として広く用いられているゼラチンは、ブタなどのタンパク質を主成分としているため、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人はカプセル剤の使用を避けるなどの注意が必要である。d 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。

正答 (5)
正答は (5)。a が誤りです。 【(a)が誤り ―― それはクリーム剤】 油性の基剤に水分を加えたもので、患部を水で洗い流したい場合等に用いられるのは、クリーム剤です。 軟膏剤は油性の基剤で、皮膚への刺激が弱く、患部が乾燥していてもじゅくじゅくと浸潤していても使用できます。クリーム剤は油性基剤に水分を加えたもので、患部を水で洗い流したい場合等に用いられますが、皮膚への刺激が強いため、傷等への使用は避ける必要があります。 軟膏剤   油性基剤  刺激が弱い  乾燥でも浸潤でも可 クリーム剤 水分を含む 刺激が強い  傷への使用は避ける
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この対比が問われます。名前を入れ替えるだけで作れる問題ですので、二つまとめて覚えてください。 【(b)正しい ―― 口腔内崩壊錠】 口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされています。水なしで服用でき、固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児、水分摂取が制限されている場合にも適します。 これに対してチュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形で、こちらも水なしで服用できます。 【(c)正しい ―― ゼラチンとアレルギー】 カプセルの原材料として広く用いられているゼラチンは、ブタなどのタンパク質を主成分としているため、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人はカプセル剤の使用を避けるなどの注意が必要です。 中身の有効成分ではなく、容器の側でアレルギーが起こるという点が盲点になります。なお、カプセル剤は水なしで服用するとカプセルの原材料であるゼラチンが喉や食道に貼り付くことがあるため、必ず適切な量の水又はぬるま湯とともに服用します。 【(d)正しい ―― 顆粒剤は噛み砕かない】 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込みます。 コーティングは、有効成分が溶け出す場所やタイミングを調整するためのものです。噛み砕くとその設計が台無しになり、効果が変わったり、胃を荒らしたりします。錠剤(内服)を表面がコーティングされているものは特に噛み砕いてはいけないのも同じ理由です。

出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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