内服アレルギー用薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第77問

内服アレルギー用薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a クロルフェニラミンマレイン酸塩を含む内服薬には覚醒作用があるため、本剤の服用後に乗物又は機械類の運転操作をしても問題ない。b メチルエフェドリン塩酸塩は、依存性がある成分であり、長期間にわたって連用された場合、薬物依存につながるおそれがある。c 皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、トラネキサム酸やジフェンヒドラミン塩酸塩が配合されている場合がある。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)だけです。 【(a)が誤り ―― 鎮静作用があり運転は避ける】 クロルフェニラミンマレイン酸塩を含む内服薬には、鎮静作用があり、眠気を催すおそれがあります。したがって、服用後は乗物または機械類の運転操作を避ける必要があります。 「覚醒作用があるため、運転操作をしても問題ない」という設問は、二重に誤りです。 抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用のほか、抗コリン作用も示すため、次の副作用が現れることがあります。 眠気   → 乗物または機械類の運転操作を避ける
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口渇   → 誤嚥に注意 便秘 排尿困難 → 排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人は相談 【(b)正しい ―― メチルエフェドリンの依存性】 メチルエフェドリン塩酸塩は、依存性がある成分であり、長期間にわたって連用された場合、薬物依存につながるおそれがあります。 このため、濫用等のおそれのある医薬品(メチルエフェドリン)に指定されています。 アドレナリン作動成分として、次の注意もあります。 交感神経系を刺激して、鼻粘膜の血管を収縮させることによって、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる 心臓血管系や、血糖値に対する作用があるため、心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある 前立腺肥大による排尿困難の症状がある人では、症状を悪化させるおそれがある とくにプソイドエフェドリン塩酸塩は、心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人、および前立腺肥大による排尿困難の症状がある人は、「してはいけないこと」に該当します。他のアドレナリン作動成分が「相談すること」であるのに対し、これだけが禁忌である点に注意してください。 【(c)が誤り ―― ジフェンヒドラミンは抗ヒスタミン成分】 皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されるのは、トラネキサム酸やグリチルリチン酸二カリウムといった抗炎症成分です。 ジフェンヒドラミン塩酸塩は抗ヒスタミン成分であり、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、くしゃみや鼻汁等の症状を緩和する目的で配合されます。抗炎症成分ではありません。 トラネキサム酸については、凝固した血液を溶解されにくくする働きがあるため、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎等)、血栓を起こすおそれのある人は、使用する前に相談が必要です。 【内服アレルギー用薬のその他の注意】 鼻炎用内服薬と、外用の鼻炎用点鼻薬は、同じ成分または同種の作用を有する成分が重複することがあり、併用は避ける 一般用医薬品のアレルギー用薬は、アレルギー症状の緩和を目的とするものであり、アレルギーそのものを治療するものではない 長期の連用は避け、5から6日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受ける 医薬品が原因となってアレルギー症状を生じることもある

出典:登録販売者試験 令和7年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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