以下の成分のうち、それを含有する一般用医薬品の添付文書に、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」の旨が記載され…

医薬品の適正使用と安全対策 第45問

以下の成分のうち、それを含有する一般用医薬品の添付文書に、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」の旨が記載されるべきものとして、誤っているものを一つ選びなさい。

正答 (2)
正答は (2)。プソイドエフェドリン塩酸塩が誤りです。 【なぜプソイドエフェドリンは当てはまらないのか】 プソイドエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分で、交感神経系を興奮させて鼻粘膜の血管を収縮させ、鼻づまりを改善します。眠気を催すのではなく、むしろ中枢神経系を興奮させる方向に働きます。したがって「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」は該当しません。 プソイドエフェドリン塩酸塩の主な注意 …… 次の人は使用しないこと。  心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人、前立腺肥大による排尿困難がある人。
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 交感神経を興奮させるため、これらの病態を悪化させるおそれがあります。  この「心・高・糖・甲・前」の5つは、そのまま問われます。 【他の選択肢がすべて該当する理由】 (1)ピレンゼピン塩酸塩水和物 …… 胃液分泌を抑える成分です。  抗コリン作用を示すため、目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあります。これが運転を避ける理由です。  眠気ではなく「見えにくくなる」ことが理由である点が特徴的です。 (3)クロルフェニラミンマレイン酸塩 …… 抗ヒスタミン成分。  ヒスタミンは脳の覚醒を維持する働きにも関わるため、その働きが抑えられて眠気が生じます。 (4)アリルイソプロピルアセチル尿素 …… 鎮静成分です。  ブロモバレリル尿素と同じく、痛みの感じ方を和らげる目的で解熱鎮痛薬などに配合され、眠気を生じます。 (5)ジヒドロコデインリン酸塩 …… 麻薬性鎮咳成分。  中枢神経系を抑制するため眠気を生じます。  このほか、12歳未満の小児には使用しない、依存性がある、便秘を生じやすいといった注意も重要です。 【まとめ方】 「運転をしないこと」とされる成分は、理由で3つに束ねられます。 眠気を生じるもの …… 抗ヒスタミン成分、鎮静成分、  鎮咳成分(コデイン類)、催眠鎮静薬など。 目のかすみや異常なまぶしさを生じるもの …… 抗コリン成分  (スコポラミン、ロートエキス、ピレンゼピンなど)。 散瞳を生じるもの …… メチルオクタトロピン臭化物など。 逆に、アドレナリン作動成分は興奮側なので該当しません。この向きの違いで判断できるようにしておきましょう。

出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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