一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に「次の症状がある人」と記載することとされている医薬品成分等と症状の組…
医薬品の適正使用と安全対策 第106問
一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に「次の症状がある人」と記載することとされている医薬品成分等と症状の組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。医薬品成分等 症状a ロペラミド塩酸塩 ――――――― けいれんb ジフェニドール塩酸塩 ――――― むくみc イソプロパミドヨウ化物 ―――― 吐き気・嘔吐d 小児五疳薬 ―――――――――― はげしい下痢
- (1)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (2)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (3)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (4)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 誤 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。(d)だけが正しい組合せです。
【(a)が誤り ―― ロペラミドは下痢の症状】
ロペラミド塩酸塩で「次の症状がある人」として記載されるのは発熱を伴う下痢、血便又は粘液便の続く人です。けいれんではありません。
なぜか ……
下痢に伴う脱水症状に注意が必要であり、また、症状の悪化、治療期間の延長を招くおそれがあるためです。
【(b)が誤り ―― ジフェニドールは排尿困難】
ジフェニドール塩酸塩で記載されるのは排尿困難です。むくみではありません。
なぜか ……
抗コリン作用によって尿の貯留を来すおそれがあり、特に前立腺肥大症を伴っている場合には尿閉を引き起こすおそれがあるためです。
解説の続きをみる続きを閉じる
むくみで相談する成分 ……
グリチルリチン酸二カリウム等のグリチルリチン酸を含む成分。
偽アルドステロン症を生じるおそれがあるためです。
【(c)が誤り ―― イソプロパミドも排尿困難】
イソプロパミドヨウ化物は抗コリン成分です。記載されるのは排尿困難であって、吐き気・嘔吐ではありません。
排尿困難で相談する成分 ……
ジフェニドール塩酸塩、抗ヒスタミン成分、抗コリン成分
(イソプロパミドヨウ化物等)、ロートエキス。
いずれも抗コリン作用を持つものです。
【(d)正しい ―― 小児五疳薬とはげしい下痢】
小児五疳薬では、はげしい下痢の症状がある人は相談することとされています。
なぜか ……
大腸炎等の可能性があるためです。
なお、緩下作用のある成分が配合された内服痔疾用薬では「下痢」の症状がある人が相談の対象です(下痢症状を助長するおそれ)。
瀉下薬・浣腸薬で相談の対象となるのは「はげしい腹痛」です。
出典:登録販売者試験 令和5年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は神奈川県の見解ではありません。内容について、神奈川県へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「医薬品の適正使用と安全対策」のほかの問題
- 令和4年度 第106問次の一般用医薬品のうち、その添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目
- 令和4年度 第119問医薬品副作用被害救済制度に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 令和6年度 第112問医薬品の添付文書情報等の活用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 令和7年度 第105問一般用医薬品の添付文書等における「使用上の注意」の記載に関する次の記述の正誤について、正
- 令和7年度 第118問次の医薬品のうち、適正に使用したにもかかわらず、副作用によって一定以上の健康被害が生じた
- 令和3年度 第111問次の医薬品成分と、一般用医薬品の添付文書等において、「相談すること」の項目中に「次の診断
スポンサーリンク

