次の医薬品成分等のうち、一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として「緑内障」と記…
医薬品の適正使用と安全対策 第110問
次の医薬品成分等のうち、一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として「緑内障」と記載することとされているものとして、正しいものの組合せはどれか。a カンゾウb ペントキシベリンクエン酸塩c パパベリン塩酸塩d オキセサゼイン
- (1)(a、b)
- (2)(a、c)
- (3)(a、d)
- (4)(b、c)
- (5)(b、d)
正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)(c)です。
【緑内障で相談する成分】
眼圧が上昇し、緑内障を悪化させるおそれがあるためです。
該当する成分 ……
抗コリン成分
(ロートエキス、スコポラミン臭化水素酸塩水和物、メチルオクタトロピン臭化物、ジサイクロミン塩酸塩、イソプロパミドヨウ化物等)
抗ヒスタミン成分
(ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩等)
ピレンゼピン塩酸塩水和物
パパベリン塩酸塩
ペントキシベリンクエン酸塩
共通するのは ……
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抗コリン作用を持つことです。
抗コリン作用によって房水流出路(房水通路)が狭くなり、眼圧が上昇します。
パパベリン塩酸塩は例外 ……
自律神経系を介した作用ではないのですが、眼圧を上昇させる作用を示すため、同じく相談することとされています。
【(a)カンゾウ ―― 該当しない】
グリチルリチン酸を含みます。
この成分で問われること ……
「次の診断を受けた人」として高血圧、心臓病、腎臓病。
偽アルドステロン症を生じるおそれがあるためです。
「次の症状がある人」としてむくみ。
【(b)ペントキシベリンクエン酸塩 ―― 該当する】
鎮咳成分ですが、抗コリン作用を持つため、緑内障の診断を受けた人は相談することとされています。
【(c)パパベリン塩酸塩 ―― 該当する】
消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示します。
抗コリン成分との違い ……
自律神経系を介した作用ではありません。
それでも眼圧を上昇させる作用を示すため、緑内障で相談することとされています。
もう一つの違い ……
胃液分泌を抑える作用はありません。
【(d)オキセサゼイン ―― 該当しない】
局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用されます。
この成分で問われること ……
「妊婦又は妊娠していると思われる人」は使用しないこと。
妊娠中における安全性は確立されていないためです。
小児(15歳未満)についても安全性が確立されておらず、使用を避けます。
出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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