次の表は、ある一般用医薬品の解熱鎮痛薬に含まれている成分の一覧である。この一般用医薬品を購入する目的で店舗を訪れた45歳…
医薬品の適正使用と安全対策 第109問
次の表は、ある一般用医薬品の解熱鎮痛薬に含まれている成分の一覧である。この一般用医薬品を購入する目的で店舗を訪れた45歳男性から、次のような相談を受けた。この相談に対する登録販売者の対応の正誤について、正しい組合せはどれか。1回量(2錠)中イブプロフェン 144mgエテンザミド 84mgブロモバレリル尿素 200mg無水カフェイン 50mg<相談内容>トラックドライバーをしている。頭痛もちのため、この解熱鎮痛薬を使いたい。今日はまとめていくつか購入したい。また、娘(13歳)もたまに頭痛があるため、娘にも使用できるか教えてほしい。a このお薬は、15歳未満の小児は使用できませんので、娘さんにはお使いいただけません。b 眠気を催す成分は配合されていないので、運転前にも使用できます。c このお薬は依存性・習慣性がある成分が配合されており、適正な使用のために必要な数量での販売となりますので、まとめて購入する理由を詳しくお聞かせください。d 肝機能や胃腸の障害が生じたり、鎮静作用が増強するおそれがあるため、服用前後は飲酒しないでください。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 誤
- (2)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (3)a: 正 b: 正 c: 正 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
正答 (2)
正答は (2)。(b)だけが誤った対応です。
【(a)正しい ―― 15歳未満には使えない】
一般用医薬品の解熱鎮痛薬には、15歳未満の小児では使用できないものがあります。
該当する成分 ……
アスピリン、アスピリンアルミニウム、サザピリン、プロメタジンメチレンジサリチル酸塩、サリチル酸ナトリウム
(ライ症候群の発生が示唆されているため)、イブプロフェン
(一般用医薬品では小児向けの製品がないため)。
この製品はイブプロフェンを含むため、15歳未満の小児は使用できません。
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「相談すること」のほう ……
サリチルアミド、エテンザミドは、15歳未満の小児で水痘(水ぼうそう)もしくはインフルエンザにかかっている
又はその疑いのある場合に相談することとされています。
【(b)が誤り ―― 眠気を催す成分が入っている】
一般用医薬品の解熱鎮痛薬には、鎮静成分が配合されているものが多くあります。
該当する成分 ……
ブロモバレリル尿素
アリルイソプロピルアセチル尿素
これらは「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」と記載されます。
トラックドライバーへの対応 ……
成分表で眠気を生じる成分が入っていないかを必ず確かめてから
答えるべきです。
【(c)正しい ―― 依存性・習慣性への対応】
ブロモバレリル尿素は依存性があり、濫用等のおそれのある医薬品に指定されています。
対応 ……
適正な使用のために必要と認められる数量を超えて購入しようとする場合は、その理由を確認し、適正な使用のためと認められない場合には販売してはならないとされています。
一般の助言としても ……
多量に購入する者に対しては積極的に事情を尋ねるなど
慎重に対処し、状況によっては販売を差し控えるべきです。
【(d)正しい ―― 飲酒しないこと】
肝機能障害や胃腸の障害が生じたり、鎮静作用が増強するおそれがあるため、「服用前後は飲酒しないこと」とされています。
理由を分ける ……
アセトアミノフェン …… 肝機能障害が
起こりやすくなる
解熱鎮痛成分 …… 胃腸障害が
増強される
ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素 ……
鎮静作用の増強
一つの製剤にこれらが同時に配合されていることが多いので、まとめて伝えるのが実際的です。
出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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