医薬品の副作用として現れる感覚器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第40問

医薬品の副作用として現れる感覚器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a コリン作動成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇する。b 眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔吐等の症状が現れることがある。c 高眼圧を長時間放置しても、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害に至ることはない。d 瞳の拡大(散瞳)を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転操作を避けなければならない。

正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(b)(d)です。 【(a)が誤り ―― 抗コリン作用を持つ成分】 眼圧を上昇させるのは、抗コリン作用を持つ成分が配合された医薬品です。コリン作動成分ではありません。 仕組み …… 抗コリン作用によって房水流出路(房水通路)が狭くなり、眼圧が上昇します。 該当する成分 …… 抗コリン成分 (ロートエキス、スコポラミン臭化水素酸塩水和物等)、抗ヒスタミン成分 (ジフェンヒドラミン塩酸塩等)、ピレンゼピン塩酸塩水和物、パパベリン塩酸塩(抗コリン作用ではないが、眼圧を上昇させる作用を示す)。
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これらは緑内障の診断を受けた人は相談することとされています。 【(b)正しい ―― 眼圧上昇に伴う症状】 眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔吐等の症状が現れることがあります。 つまり …… 目の症状だけが出るとは限りません。 頭痛や吐きけで受診した人が、実は急性緑内障発作だった、ということがあります。 【(c)が誤り ―― 不可逆的な視覚障害に至る】 高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害(視野欠損や失明)に至るおそれがあります。 だから …… 速やかに眼科専門医の診療を受ける必要があります。 「そのうち治る」と放置してはいけません。 【(d)正しい ―― 散瞳と運転操作】 瞳の拡大(散瞳)を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転操作を避けなければなりません。 なぜか …… 散瞳により、目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあるためです。 添付文書では …… 抗コリン成分 (スコポラミン臭化水素酸塩水和物、ロートエキス等)、ピレンゼピン塩酸塩水和物について、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」と記載されます。 【そのほかの感覚器系の副作用】 眼球乾燥 …… 抗コリン作用による 耳鳴り、難聴 …… 聴覚障害。         原因医薬品の使用を中止して医師の診療を受ける

出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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