駆虫薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。…
主な医薬品とその作用 第35問
駆虫薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫、蟯虫及び条虫(いわゆるサナダ虫など)である。
- (2)腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及ばない。
- (3)消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収が高まることから、食後に使用することとされているものが多い。
- (4)駆虫効果を高めるため、複数の駆虫薬を併用することが望ましい。
正答 (2)
正答は (2)。正しいのはこれです。
駆虫薬は腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及びません。そのため、それらが成虫となった頃にあらためて使用しないと完全には駆除できません。再度駆虫が必要な場合は、1ヵ月以上間隔を置いてから使用することとされています。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫です。条虫(いわゆるサナダ虫など)や吸虫、鉤虫、旋毛虫、鞭虫等の駆除を目的とする一般用医薬品はなく、医療機関を受診する必要があります。
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(3) 誤り。駆虫成分は腸管内で働く局所作用が目的で、吸収されると頭痛、めまい等の副作用の原因になります。消化管に内容物があると、その消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収が高まるため、「空腹時」に使用することとされているものが多いのです。
(4) 誤り。複数の駆虫薬を併用しても駆虫効果が高まることはなく、副作用が現れやすくなります。組合せによってはかえって駆虫作用が減弱することもあります。
【関連】
回虫や蟯虫の感染は、通常、衣食を共にする家族全員にその可能性があります。虫卵検査で感染が確認された場合には、一緒に駆虫を図ることが基本です。また、ヒマシ油と併用すると駆虫成分が吸収されやすくなるため、ヒマシ油との併用は避けます。
出典:登録販売者試験 令和5年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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