高コレステロール改善薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第40問
高コレステロール改善薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a リノール酸は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。b ビタミンB2(リボフラビン酪酸エステル等)の摂取によって尿が黄色くなることがあり、これは使用の中止を要する副作用である。c パンテチンは、高密度リポタンパク質(HDL)の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、低密度リポタンパク質(LDL)産生を高める作用があるとされる。d ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)は、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。
- (1)(a、b)
- (2)(b、c)
- (3)(c、d)
- (4)(a、d)
正答 (4)
正答は (4)。(a、d)の組み合わせです。
【(a)正しい ―― リノール酸】
リノール酸は、コレステロールと結合して代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられます。
ポリエンホスファチジルコリンも同じ目的で配合される成分です。なお、大豆油不けん化物(ソイステロール)は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる成分です。
【(b)誤り ―― 尿が黄色くなるのは副作用ではない】
ここが引っかけどころです。ビタミンB2(リボフラビン酪酸エステル等)の摂取によって尿が黄色くなることがありますが、これは使用の中止を要する副作用ではありません。
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リボフラビンそのものが黄色い色素で、余分な分が尿に出ているだけです。あらかじめ伝えておけば、利用者が驚かずに済みます。
ビタミンB2は、コレステロールの生合成抑制と排泄・分解促進の作用があるとされ、高コレステロール改善薬に配合されます。
【(c)誤り ―― パンテチンの作用が逆】
パンテチンは、低密度リポタンパク質(LDL)の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされます。
設問はHDLとLDLを入れ替えています。
向きを間違えないために、二つの性質を押さえてください。
LDL コレステロールを肝臓から末梢へ運ぶ。
いわゆる悪玉。減らしたい
HDL コレステロールを末梢から肝臓へ運ぶ。
いわゆる善玉。増やしたい
薬なのですから、減らしたいほうを排泄し、増やしたいほうを増やすのが筋です。逆に書いてあれば誤りです。
【(d)正しい ―― ビタミンEは末梢の血行を促す】
ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)は、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされます。
血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられます。
【あわせて押さえること】
高コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣の改善を怠らせることのないよう、食事療法や運動療法が基本であることを伝える必要があります。また、痩身効果を目的とする医薬品ではありません。
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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