滋養強壮保健薬に配合される生薬成分に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第53問

滋養強壮保健薬に配合される生薬成分に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。ニンジンは、ウコギ科のオタネニンジンの( a )又はこれを軽く湯通ししたものを基原とする生薬である。別名を高麗人参、朝鮮人参ともいう。神経系の( b )や( c )等の作用により、外界からのストレス刺激に対する抵抗力や新陳代謝を高めるとされる。

正答 (5)
正答は (5)。a は細根を除いた根、b は興奮、c は副腎皮質の機能亢進です。 【(a)細根を除いた根】 ニンジンは、ウコギ科のオタネニンジンの細根を除いた根、またはこれを軽く湯通ししたものを基原とする生薬です。別名を高麗人参、朝鮮人参ともいいます。 食用の人参(セリ科)とは別の植物です。基原が問われたらウコギ科のオタネニンジン、部位は根と答えてください。葉ではありません。 なお、オタネニンジンの根を蒸したものを基原とする生薬はコウジン(紅参)と呼ばれ、こちらも滋養強壮保健薬に用いられます。
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【(b)興奮】【(c)副腎皮質の機能亢進】 ニンジンは、神経系の興奮や副腎皮質の機能亢進等の作用により、外界からのストレス刺激に対する抵抗力や新陳代謝を高めるとされます。 つながりで読むと納得できます。ストレスに立ち向かうには、神経が働き、副腎皮質から抗ストレスホルモン(副腎皮質ホルモン)が出る必要があります。どちらも高める方向でなければ筋が通りません。「抑制」「機能抑制」と書かれていたら、その時点で誤りだと判断できます。 【ニンジンを含む製品の注意】 ニンジンが配合された医薬品は、エネルギー代謝に関与するため、虚弱体質、食欲不振、下痢しやすい等の消化器症状の改善に用いられますが、カンゾウを含む製剤との併用には注意が要ります。 また、ニンジンが配合された滋養強壮を目的とする生薬製剤は、1か月位服用しても症状の改善がみられない場合には、ほかに原因がある可能性を考え、医療機関の受診を勧める必要があります。 【滋養強壮保健薬の主な生薬を整理する】 ニンジン   ウコギ科オタネニンジンの細根を除いた根          → 神経系の興奮、副腎皮質の機能亢進 ジオウ    ゴマノハグサ科アカヤジオウ等の根          → 血行改善、強壮 トウキ    セリ科トウキ等の根(湯通ししたもの)          → 血行改善、強壮 インヨウカク メギ科イカリソウ等の地上部          → 強壮、血行促進、強精 ハンピ    ニホンマムシ等の皮及び内臓を取り除いたもの          → 強壮、血行促進、強精 ヨクイニン  イネ科ハトムギの種皮を除いた種子          → 肌荒れやいぼ ハンピとヨクイニンは基原を入れ替えられやすいので、並べて覚えておいてください。

出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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