循環器用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第40問

循環器用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされ、15歳未満の小児向けの製品もある。b 三黄瀉心湯を鼻血に用いる場合には、漫然と長期の使用は避け、5~6回使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談がなされるなどの対応が必要である。c イノシトールヘキサニコチネートは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされ、ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い。d 七物降下湯は、体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされるが、15歳未満の小児への使用は避ける必要がある。

正答 (4)
正答は (4)。組み合わせは a 誤、b 正、c 正、d 正 です。 【(a)が誤り ―― 小児向けの製品はない】 ユビデカレノン(コエンザイムQ10)は、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされます。ここまでは正しい記述です。 誤っているのは後半で、ユビデカレノンは15歳未満の小児向けの製品はありません。小児において心疾患による動悸、息切れ、むくみの症状がある場合には、一般用医薬品によって対処するのではなく、医療機関を受診させることが優先されるためです。
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使用上の注意としては、2週間ほど使用して症状の改善がみられない場合には、いったん使用を中止して専門家に相談することとされています。また、心臓病の診断を受けた人では、使用前に相談が必要です。 【(b)正しい ―― 三黄瀉心湯の鼻血は5〜6回】 三黄瀉心湯は、体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向等のあるものの高血圧の随伴症状、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害等に適すとされます。 鼻血に用いる場合には、漫然と長期の使用を避け、5〜6回使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して相談する、とされています。この回数はそのまま問われますので覚えてください。 なお、三黄瀉心湯は構成生薬としてダイオウを含むため、瀉下薬との併用を避けること、授乳中の人では乳児に下痢を生じるおそれがあること、妊婦では慎重にという点が問われます。 【(c)正しい ―― ニコチン酸が遊離する】 イノシトールヘキサニコチネートは、体内でニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされます。ビタミンE(トコフェロール)と組み合わせて用いられる場合が多い成分です。 ビタミンEも末梢血管の血行を促す作用をもちますので、目的が重なり、組み合わせて使われるわけです。 【(d)正しい ―― 七物降下湯は小児には使わない】 七物降下湯は、体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされます。そして、15歳未満の小児への使用は避ける必要があります。 高血圧の随伴症状に用いる漢方処方は、体力の見立てで区別します。 三黄瀉心湯 …… 体力中等度以上、のぼせ気味で顔面紅潮、便秘傾向 七物降下湯 …… 体力中等度以下、顔色が悪くて疲れやすい、胃腸障害のないもの なお、これらは高血圧そのものを治す薬ではなく、高血圧に伴う随伴症状を和らげるものである点にも注意してください。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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