内服アレルギー用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第45問

内服アレルギー用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a ジフェンヒドラミン塩酸塩は、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。b メキタジンは、まれに重篤な副作用として血小板減少を生じることがある。c 生薬成分であるサイシンは、鼻づまり(鼻閉)への効果を期待して用いられる。d プソイドエフェドリン塩酸塩は、高血圧の診断を受けた人では症状を悪化させるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

正答 (5)
正答は (5)。a〜d はすべて正しい記述です。 【(a)正しい ―― ジフェンヒドラミンと授乳】 ジフェンヒドラミン塩酸塩は、吸収された成分の一部が乳汁中に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがあります。そのため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要があります。 抗ヒスタミン成分は数多くありますが、授乳についての注意が明記されているのはジフェンヒドラミンです。ここは名指しで問われますので、成分名まで覚えてください。 【(b)正しい ―― メキタジンの重篤な副作用】
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メキタジンは、まれに重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがあります。記述のとおりです。 抗ヒスタミン成分の中で、重篤な副作用が具体的に挙げられているのはメキタジンです。こちらも成分名とセットで覚えておきましょう。 【(c)正しい ―― サイシンは鼻づまりに】 サイシンは、ウマノスズクサ科のウスバサイシン等の根及び根茎を基原とする生薬で、鼻づまり(鼻閉)への効果を期待して用いられます。あわせて、鎮痛、鎮咳、利尿等の作用を有するとされます。 鼻の症状に用いる生薬をまとめておきます。 サイシン …… 鼻づまり(鼻閉) シンイ …… 鎮静、鎮痛。鼻づまりや副鼻腔炎に用いられる ケイガイ …… 発汗、解熱、鎮痛。鼻閉への効果 【(d)正しい ―― プソイドエフェドリンは高血圧に禁忌】 プソイドエフェドリン塩酸塩は、交感神経系を刺激する作用が他の成分に比べて強く、心臓や血圧に影響を与えやすい成分です。そのため、次の人は使用してはいけないとされています。「相談すること」ではなく「してはいけないこと」である点が重要です。 心臓病の診断を受けた人 高血圧の診断を受けた人 糖尿病の診断を受けた人 甲状腺機能障害の診断を受けた人 前立腺肥大による排尿困難がある人 また、プソイドエフェドリン塩酸塩は依存性がある成分であり、モノアミン酸化酵素阻害剤(セレギリン塩酸塩等)で治療を受けている人では、体内でのプソイドエフェドリンの代謝が妨げられて副作用が現れやすくなるおそれが高いため、使用を避ける必要があります(添付文書では「相談すること」に記載されます)。 なお、プソイドエフェドリン塩酸塩は覚醒剤原料にも指定されており、法令上の取扱いにも注意が必要な成分です。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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