第1欄の記述は、咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤に関するものである。該当する漢方処方製剤として正し…
主な医薬品とその作用 第24問
第1欄の記述は、咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤に関するものである。該当する漢方処方製剤として正しいものは第2欄のどれか。第1欄体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感に適すとされる。また、構成生薬にカンゾウを含まない。
- (1)半夏厚朴湯
- (2)柴朴湯
- (3)駆風解毒散
- (4)五虎湯
- (5)神秘湯
正答 (1)
正答は (1)。半夏厚朴湯です。
【決め手は「カンゾウを含まない」】
第1欄の最後に「構成生薬にカンゾウを含まない」とあります。ここが最大の手がかりです。咳や痰に用いる漢方処方製剤のうち、カンゾウを含まないものは限られています。
半夏厚朴湯 マオウもカンゾウも含まない
柴朴湯 カンゾウを含む
駆風解毒散 カンゾウを含む
五虎湯 カンゾウ・マオウを含む
神秘湯 カンゾウ・マオウを含む
【症状からも導ける】
「気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり」という記述も半夏厚朴湯の特徴です。喉に何かがつかえているような感じ(いわゆる梅核気)に用いられ、不安神経症、神経性胃炎、つわりにも適すとされます。
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咳の薬でありながら、精神的な不調を伴う症状が並ぶのが、この処方の目じるしです。
【誤りの選択肢】
(2) 柴朴湯 小柴胡湯と半夏厚朴湯を合わせた処方。
気分がふさいで咽喉に異物感がある点は似ているが、カンゾウを含む
(3) 駆風解毒散 喉が腫れて痛む扁桃炎、扁桃周囲炎に用いる
(4) 五虎湯 咳が強く出るものの咳、気管支喘息に用いる。
マオウを含む
(5) 神秘湯 咳、喘鳴、息苦しさに用いる。マオウを含む
【(2)との見分け】
柴朴湯は半夏厚朴湯とよく似た症状に用いられ、いちばん紛らわしい選択肢です。カンゾウを含むかどうかが唯一の分かれ目になります。設問がわざわざ「カンゾウを含まない」と断っているのは、このためです。
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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