目の調節機能を改善する配合成分に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第48問

目の調節機能を改善する配合成分に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。目を酷使すると、目の調節機能が低下し、目の疲れやかすみといった症状を生じるが、ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを( a )作用を示し、( b )におけるアセチルコリンの働きを( c )ことで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる

正答 (4)
正答は (4)。a は抑える、b は毛様体、c は助ける です。 この設問は、成分の働きを一本の流れとして理解できているかを問うものです。結論から先に言えば、ネオスチグミンメチル硫酸塩は、アセチルコリンを分解する酵素を邪魔することで、アセチルコリンの働きを長持ちさせる成分です。 【(a)抑える ―― コリンエステラーゼを邪魔する】 コリンエステラーゼは、アセチルコリンを分解する酵素です。ネオスチグミンメチル硫酸塩は、この酵素の働きを抑える(阻害する)作用を示します。 酵素の働きを抑えれば、アセチルコリンは分解されずに残りますので、その働きが長く続きます。つまり「酵素を抑える」ことが「アセチルコリンを助ける」ことにつながる、という二段構えの仕組みです。
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【(b)毛様体 ―― ピントを合わせる筋肉】 目のピント調節を担っているのは毛様体という筋肉です。水晶体はレンズそのものであって、自分では動きません。 毛様体 …… 筋肉。収縮・弛緩して水晶体の厚みを変える 水晶体 …… レンズ。毛様体に引っ張られて厚みが変わる 近くを見るときは毛様体が収縮して水晶体が厚くなり、遠くを見るときは毛様体が弛緩して水晶体が薄くなります。この対応はそのまま出題されますので、必ず覚えてください。 【(c)助ける ―― アセチルコリンが毛様体を働かせる】 毛様体は副交感神経に支配されており、その神経伝達物質がアセチルコリンです。したがって、アセチルコリンの働きを助ければ毛様体が働きやすくなり、目の調節機能が改善されます。 【全体の流れ】 まとめると、次のような一本の道筋になります。 コリンエステラーゼの働きを抑える アセチルコリンが分解されずに残る 毛様体におけるアセチルコリンの働きが助けられる ピント調節がしやすくなり、目の疲れやかすみが和らぐ 「抑える」と「助ける」が同時に出てくるので混乱しやすいのですが、抑えるのは酵素、助けるのは伝達物質と、対象を分けて考えれば迷いません。 なお、目薬には抗コリン作用をもつ成分(散瞳を起こすもの)も登場しますが、ネオスチグミンメチル硫酸塩は向きが逆である点にも注意しておきましょう。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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