口内炎及び口内炎用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第52問

口内炎及び口内炎用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a 口内炎は口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴う。b シコンは、ムラサキ科のムラサキの葉を基原とする生薬で、患部からの細菌感染を防止することを期待して口内炎用薬に用いられる。c 口腔内局所に適用される外用薬のため、ステロイド性抗炎症成分が配合されていても長期の連用は問題ない。d アクリノールは、患部からの細菌感染を防止することを目的として配合される。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(a)(d)の2つです。 【(a)正しい ―― 口内炎の症状】 口内炎は、口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴います。記述のとおりです。 口内炎の要因としては、次のものが挙げられます。 栄養摂取の偏りストレスや睡眠不足 唾液分泌の低下 口腔内の不衛生 疲労 ウイルス感染 医薬品の副作用 入れ歯や矯正装具による機械的な刺激 通常であれば1〜2週間で自然に治りますが、なかなか治らない場合には口腔粘膜に生じた腫瘍、再発を繰り返す場合にはベーチェット病などの可能性も考えられますので、医療機関の受診を勧めます。
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【(b)が誤り ―― シコンは葉ではなく根】 シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬です。「葉」ではありませんので誤りです。 シコンには組織修復促進、抗菌などの作用が期待され、口内炎用薬のほか、外用痔疾用薬にも配合されます。 生薬の設問では、基原植物の科名と用いる部位が入れ替えられます。根、根茎、樹皮、葉、花、蕾、果実、種子のどれなのかを意識して覚える習慣をつけてください。 【(c)が誤り ―― 長期連用は避ける】 ステロイド性抗炎症成分が配合されている場合、口腔内局所に適用される外用薬であっても、その含有量によらず長期連用を避ける必要があります。「問題ない」は誤りです。 理由は、ステロイド性抗炎症成分が免疫機能を低下させるためです。あわせて、口腔内に感染を起こしている場合には、使用を避けることとされています。 口内炎用薬に用いられるステロイド性抗炎症成分としては、デキサメタゾン、トリアムシノロンアセトニドがあります。 なお、アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は非ステロイド性の抗炎症成分ですので、混同しないよう注意してください。 【(d)正しい ―― アクリノールは殺菌消毒成分】 アクリノールは、患部からの細菌感染を防止することを目的として配合されます。記述のとおりです。 アクリノールは殺菌消毒成分で、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)に対して比較的広い殺菌消毒作用を示します。 ただし、真菌、結核菌、ウイルスには効果がありません。この「効く相手・効かない相手」はそのまま問われます。 アクリノール …… 一般細菌類の一部に有効。真菌、結核菌、ウイルスには無効 黄色の色素で、衣類等に付着すると黄色く着色し、脱色しにくくなることがある 比較的刺激性が低く、創傷患部にしみにくい 口内炎用薬に配合される殺菌消毒成分としては、セチルピリジニウム塩化物、クロルヘキシジン塩酸塩、アクリノール、ポビドンヨードがあります。

出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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