薬局に関する記述のうち、誤っているものの組み合わせはどれか。…
薬事に関する法規と制度 第100問
薬局に関する記述のうち、誤っているものの組み合わせはどれか。a 薬局開設者が薬剤師でないときは、その薬局で薬事に関する実務に従事する薬剤師のうちから管理者を指定して実地に管理させなければならない。b 薬局の管理者は、保健衛生上支障を生ずるおそれがないよう、その薬局に勤務するその他の従事者を監督するなど、薬局の業務につき、必要な注意をしなければならない。c 地域における薬剤及び医薬品の適正な使用の推進及び効率的な提供に必要な情報の提供及び薬学的知見に基づく指導を実施するために一定の必要な機能を有する薬局は、その所在地の都道府県知事の認定を受けて健康サポート薬局と称することができる。d 薬剤師不在時間内であっても、登録販売者がいれば調剤室を閉鎖する必要はない。
- (1)(a、b)
- (2)(a、c)
- (3)(b、d)
- (4)(c、d)
正答 (4)
正答は (4)。この設問は「誤っているものの組み合わせ」を選ぶ形式ですので、誤っているのは(c)(d)です。
問い方が逆になっている設問は、慌てて正しいものを選んでしまいがちです。設問文の最後まで読む習慣をつけてください。
【(a)正しい ―― 開設者が薬剤師でない場合】
薬局開設者が薬剤師でないときは、その薬局で薬事に関する実務に従事する薬剤師のうちから管理者を指定して実地に管理させなければなりません。記述のとおりです。
薬局の管理者は薬剤師でなければならないのが原則です。開設者自身が薬剤師であれば自ら管理でき、薬剤師でなければ、従事する薬剤師の中から管理者を指定します。
解説の続きをみる続きを閉じる
【(b)正しい ―― 管理者の義務】
薬局の管理者は、保健衛生上支障を生ずるおそれがないよう、その薬局に勤務するその他の従事者を監督するなど、薬局の業務につき、必要な注意をしなければなりません。記述のとおりです。
あわせて、薬局開設者に対して必要な意見を書面により述べなければならないとされています。「書面により」という点が問われます。
【(c)が誤り ―― これは地域連携薬局の説明】
「地域における薬剤及び医薬品の適正な使用の推進及び効率的な提供に必要な情報の提供及び薬学的知見に基づく指導を実施するために一定の必要な機能を有する薬局」が、都道府県知事の認定を受けて称することができるのは、地域連携薬局です。健康サポート薬局ではありません。
薬局に関する3つの呼称を、正確に区別しましょう。
地域連携薬局 …… 他の医療提供施設と連携し、地域における薬剤及び医薬品の適正な使用の推進及び効率的な提供に必要な情報の提供及び薬学的知見に基づく指導を実施するために必要な機能を有する薬局。都道府県知事の認定
専門医療機関連携薬局 …… がんその他の傷病の区分ごとに、他の医療提供施設と連携し、専門的な薬学的知見に基づく調剤及び指導を実施するために必要な機能を有する薬局。都道府県知事の認定
健康サポート薬局 …… 患者が継続して利用するために必要な機能及び個人の主体的な健康の保持増進への取組を積極的に支援する機能を有する薬局。都道府県知事等への届出
要点は2つです。第1に、地域連携薬局と専門医療機関連携薬局は「認定」、健康サポート薬局は「届出」であること。第2に、それぞれの機能の説明です。ここが入れ替えて出題されます。
【(d)が誤り ―― 調剤室は閉鎖する】
薬剤師不在時間内は、調剤室を閉鎖しなければなりません。登録販売者がいるかどうかは関係ありません。
薬剤師不在時間とは、開店時間のうち、当該薬局において調剤に従事する薬剤師が当該薬局以外の場所においてその業務を行うため、やむを得ず、かつ、一時的に当該薬局において薬剤師が不在となる時間をいいます。
薬剤師不在時間については、次の決まりがあります。
調剤室を閉鎖しなければならない
要指導医薬品陳列区画又は第1類医薬品陳列区画を閉鎖しなければならない(鍵をかけた陳列設備に陳列している場合を除く)
薬局の管理を行う薬剤師が、当該薬局において勤務している従事者と連絡がとれる体制を備えなければならない
調剤に従事する薬剤師が不在のため調剤に応じることができない旨等を、当該薬局内の見やすい場所及び当該薬局の外側の見やすい場所に掲示しなければならない
薬剤師不在時間内は、登録販売者が第2類医薬品又は第3類医薬品を販売することができる
最後の点は正しい内容です。第2類・第3類医薬品は登録販売者が販売できますが、調剤室は閉鎖しなければならない、という点が区別されています。
なお、学校薬剤師の業務やあらかじめ予定されている定期的な業務によって恒常的に薬剤師が不在となる時間は、薬剤師不在時間として認められません。
出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は愛知県の見解ではありません。内容について、愛知県へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「薬事に関する法規と制度」のほかの問題
- 令和5年度 第100問医薬品医療機器等法に基づく行政庁による監視指導及び処分に関する記述のうち、正しいものの組
- 令和7年度 第86問医薬部外品及び化粧品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 令和7年度 第92問一般用医薬品のリスク区分に応じた情報提供等に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 令和7年度 第98問医薬品の販売方法等に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- 令和5年度 第84問医薬品医療機器等法に基づく毒薬及び劇薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか
- 令和5年度 第90問医薬品医療機器等法に基づき店舗販売業者が行う要指導医薬品又は一般用医薬品のリスク区分に応
スポンサーリンク

