眠気防止薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第25問

眠気防止薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 眠気防止薬は、一時的に精神的な集中を必要とするときに、眠気や倦怠感を除去する目的で使用されるものである。b カフェインは、心筋を興奮させる作用があり、副作用として動悸が現れることがある。c かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために眠気防止薬を使用することが推奨されている。d 成長期の小児の発育には睡眠が重要であることから、小児用の眠気防止薬はない。

正答 (5)
正答は (5)。組み合わせは a 正、b 正、c 誤、d 正 です。 【(a)正しい ―― 眠気防止薬の目的】 眠気防止薬は、一時的に精神的な集中を必要とするときに、眠気や倦怠感を除去する目的で使用されるものです。記述のとおりです。 「一時的に」という限定が重要です。睡眠不足を解消する薬ではありませんし、疲労を回復する薬でもありません。 そのため、慢性的に睡眠が不足している人や、疲労を蓄積している人に対しては、眠気防止薬を勧めるのではなく、睡眠を十分にとるよう助言することが適切です。 医薬品としての眠気防止薬の限界 …… 疲労を解消したり、睡眠が不要になるというものではない
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小児における注意 …… 15歳未満の小児には使用しない 【(b)正しい ―― カフェインと動悸】 カフェインは、心筋を興奮させる作用があり、副作用として動悸が現れることがあります。記述のとおりです。 そのため、心臓病の診断を受けた人は、カフェインを主薬とする眠気防止薬を使用してはいけません。 カフェインの作用を整理しておきましょう。 脳に軽い興奮状態を引き起こす …… 眠気や倦怠感を一時的に抑える 心筋を興奮させる …… 動悸を生じることがある 腎臓での再吸収を抑制する …… 尿量の増加(利尿)をもたらす 胃液の分泌を亢進させる …… 胃潰瘍の診断を受けた人は使用しない 反復摂取により依存を形成する カフェインの1回摂取量はカフェインとして200ミリグラム、1日摂取量は500ミリグラムが上限とされています。この数値も問われますので覚えてください。 【(c)が誤り ―― 眠気を抑えるために使うのは不適切】 かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために、眠気防止薬を使用することは適切ではありません。「推奨されている」は誤りです。 かぜ薬やアレルギー用薬に配合されている抗ヒスタミン成分による眠気は、その成分が働いている結果として現れるものです。それを別の薬で打ち消そうとすると、カフェインの過剰摂取になるうえ、眠気が抑えられても、その他の作用(注意力の低下など)まで消えるわけではないため、かえって危険です。 眠気が困る場合には、眠気の少ない成分の製品を選ぶ、乗物や機械の運転を避けるといった対処が適切です。 【(d)正しい ―― 小児用の眠気防止薬はない】 成長期の小児の発育には睡眠が重要であることから、小児用の眠気防止薬はありません。記述のとおりです。 15歳未満の小児では、カフェインを含む眠気防止薬の使用は避けます。眠気や倦怠感を訴える小児には、他の原因(睡眠不足、貧血、他の疾患など)を考える必要があります。 なお、授乳中の人については、カフェインの一部が乳汁中に移行し、乳児の体内で代謝されるのにかかる時間が、大人よりもかなり長いことが知られています。授乳期間中はカフェインの総摂取量が継続して多くならないよう注意が必要です。

出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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