登録販売者が行う瀉下薬の販売時における説明に関する記述のうち、誤っているものはどれか。…
主な医薬品とその作用 第33問
登録販売者が行う瀉下薬の販売時における説明に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)日本薬局方収載の加香ヒマシ油を販売する際に、防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒には使用を避ける必要があることを説明した。
- (2)ビサコジルを有効成分として含む腸溶性製剤を販売する際に、胃内でビサコジルが溶け出すおそれがあるため、服用前後1時間以内は制酸成分を含む胃腸薬の服用や牛乳の摂取を避けるように説明した。
- (3)酸化マグネシウムを有効成分として含む製剤を販売する際に、腎臓病の診断を受けた人では、高マグネシウム血症を生じるおそれがあることを説明した。
- (4)センナを有効成分として含む製剤を販売する際に、妊婦では使用を避ける必要があるが、吸収された成分は乳汁中に移行しないため、母乳を与える女性では使用を避ける必要はないことを説明した。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
センナ、センノシド、ダイオウについては、吸収された成分の一部が乳汁中に移行することが知られています。乳児に下痢を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要があります。「乳汁中に移行しない」という説明は誤りです。
なお、妊婦について避けるべきとされる点は正しく、刺激性瀉下成分が配合された瀉下薬は一般に、腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあります。特にセンナ及びセンノシドが配合された瀉下薬は、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきとされています。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) 正しい。ヒマシ油は、防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒には使用を避けます。ナフタレンやリン等がヒマシ油に溶け出して、中毒症状を増悪させるおそれがあるためです。
(2) 正しい。ビサコジルの腸溶性製剤では、胃内でビサコジルが溶け出すおそれがあるため、服用前後1時間以内は制酸成分を含む胃腸薬の服用や牛乳の摂取を避けることとされています。
(3) 正しい。腎臓病の診断を受けた人では、マグネシウムを含む成分(酸化マグネシウム等)で高マグネシウム血症を生じるおそれがあるため、使用前に医師等に相談するなどの対応が必要です。
出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は愛知県の見解ではありません。内容について、愛知県へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「主な医薬品とその作用」のほかの問題
- 令和5年度 第54問ニコチン及びニコチンを有効成分とする禁煙補助剤に関する記述のうち、正しいものの組み合わせ
- 令和7年度 第27問第1欄の記述は、胃の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤に関するものである。該当す
- 令和7年度 第40問高コレステロール改善薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- 令和7年度 第53問滋養強壮保健薬に配合される生薬成分に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の
- 令和5年度 第27問鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 令和5年度 第40問循環器用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
スポンサーリンク

