白血球に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
人体の働きと医薬品 第66問
白血球に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 種々の白血球が協働して、生体の免疫機能が発揮され、感染や炎症などが起きると全体の白血球数が増加するとともに、白血球の種類ごとの割合も変化する。b 好中球は、白血球の約5%と少ないが最も大きく、強い食作用を持つ。血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。c リンパ球は、白血球の約1/3を占め、リンパ節、脾臓等のリンパ組織で増殖し、細菌、ウイルス等の異物を認識したり、それらに対する抗体を産生する。d 単球は、最も数が多く、白血球の約60%を占めている。血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解する。
- (1)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (3)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (4)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (5)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
正答 (4)
正答は (4)。組み合わせは a 正、b 誤、c 正、d 誤 です。
この設問は、b と d の内容が入れ替わっているという作りになっています。白血球の3種類を、割合と特徴で正確に覚えましょう。
好中球 …… 白血球の約60パーセント。最も数が多い。血管壁を通り抜けて組織に入り込み、食作用で細菌等を取り込んで分解する
リンパ球 …… 白血球の約3分の1。リンパ節、脾臓等のリンパ組織で増殖する。T細胞が異物を認識し、B細胞が抗体を産生する
単球 …… 白血球の約5パーセントと少ないが最も大きい。強い食作用をもつ。組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる
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【(a)正しい ―― 白血球は協働して働く】
種々の白血球が協働して、生体の免疫機能が発揮されます。感染や炎症などが起きると、全体の白血球数が増加するとともに、白血球の種類ごとの割合も変化します。記述のとおりです。
血液検査で白血球数を調べるのは、この性質を利用したものです。
【(b)が誤り ―― 書かれているのは単球】
「白血球の約5パーセントと少ないが最も大きく、強い食作用を持つ。血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる」のは、単球の説明です。好中球ではありません。
好中球は、白血球の約60パーセントを占める、最も数の多い白血球です。
【(c)正しい ―― リンパ球は約3分の1】
リンパ球は、白血球の約3分の1を占め、リンパ節、脾臓等のリンパ組織で増殖し、細菌、ウイルス等の異物を認識したり、それらに対する抗体を産生します。記述のとおりです。
リンパ球の内訳は、次のとおりです。
T細胞リンパ球 …… 異物を認識する
B細胞リンパ球 …… 抗体(免疫グロブリン)を産生する
この2つを入れ替えた選択肢も頻出ですので、あわせて覚えておいてください。
【(d)が誤り ―― 書かれているのは好中球】
「最も数が多く、白血球の約60パーセントを占めている。血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解する」のは、好中球の説明です。単球ではありません。
単球は、白血球の約5パーセントと数は少ないものの、最も大きい白血球です。
【覚え方】
数字で結びつけておくと確実です。
60パーセント …… 好中球。最も多い
3分の1 …… リンパ球
5パーセント …… 単球。最も大きい
「多いのは好中球、大きいのは単球」と対にして覚えると、入れ替えの引っかけに気づけます。
なお、アレルギーに関与する肥満細胞は、白血球とは別に扱われます。アレルゲンを認識した免疫グロブリン(抗体)によって刺激され、ヒスタミンやプロスタグランジンを遊離します。
出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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