感覚器系及び皮膚に現れる副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。…
人体の働きと医薬品 第80問
感覚器系及び皮膚に現れる副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)抗コリン作用がある成分が配合された医薬品によって眼圧が低下し、眼痛や眼の充血に加え、急激な視力低下を来すことがある。
- (2)医薬品によっては、瞳の拡大(散瞳)による異常な眩しさや目のかすみ等の副作用が現れることがあるので、散瞳を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転操作は避けなければならない。
- (3)接触皮膚炎は医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴である。アレルギー性皮膚炎の場合は、発症部位は医薬品の接触部位に限定されない。
- (4)薬疹は、医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹・発赤等の皮膚症状を呈する場合をいう。あらゆる医薬品で起きる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によって様々である。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
抗コリン作用がある成分が配合された医薬品によって起こるのは、眼圧の「上昇」です。眼球内の角膜と水晶体の間を満たしている眼房水が排出されにくくなると眼圧が上昇し、眼痛や眼の充血に加え、急激な視力低下を来すことがあります(急性緑内障発作)。特に眼房水の出口である隅角が狭くなっている閉塞隅角緑内障がある人では厳重な注意が必要です。高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害(視野欠損や失明)に至るおそれがあります。
【ほかの選択肢】
(2) 正しい。瞳の拡大(散瞳)による異常な眩しさや目のかすみ等の副作用が現れることがあり、散瞳を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転操作は避けなければなりません。
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(3) 正しい。接触皮膚炎は医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴です。アレルギー性皮膚炎の場合は、発症部位は医薬品の接触部位に限定されません。
(4) 正しい。薬疹は医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、あらゆる医薬品で起きる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によって様々です。
【抗コリン成分と目】
抗コリン成分は、眼圧上昇と散瞳(まぶしさ・かすみ)の2つを覚えておきます。どちらも「緑内障の人は相談」「服用後は運転しない」という注意につながります。
出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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