医薬品等適正広告基準に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…
薬事に関する法規と制度 第94問
医薬品等適正広告基準に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a チラシやパンフレット等の同一紙面に、医薬品と、食品、化粧品、雑貨類等の医薬品ではない製品を併せて掲載することは、いかなる場合も認められない。b 「天然成分を使用しているので副作用がない」といった広告表現は、過度の消費や乱用を助長するおそれがあるだけでなく、虚偽誇大な広告にも該当する。c 医薬品の安全性について、それが確実であることを保証するような表現がなされた広告は、明示的でなければ、虚偽又は誇大な広告とみなされることはない。d 漢方処方製剤の効能効果は、配合されている個々の生薬成分が相互に作用しているため、それらの構成生薬の作用を個別に挙げて説明することは不適当である。
- (1)(a、c)
- (2)(b、c)
- (3)(b、d)
- (4)(a、d)
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)(d)の2つです。
【(a)が誤り ―― 「いかなる場合も」ではない】
チラシやパンフレット等の同一紙面に、医薬品と、食品、化粧品、雑貨類等の医薬品ではない製品を併せて掲載すること自体は、問題ありません。
問題となるのは、医薬品でない製品について、医薬品的な効能効果があるように見せかけ、一般の生活者に誤認を与えるおそれがある場合です。その場合には、必要な監視指導が行われます。
「いかなる場合も認められない」という全否定は誤りです。選択肢に「いかなる場合も」「一切」「必ず」といった強い言い切りがあるときは、例外がないか検討してください。
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【(b)正しい ―― 「副作用がない」は虚偽誇大広告】
「天然成分を使用しているので副作用がない」といった広告表現は、過度の消費や乱用を助長するおそれがあるだけでなく、虚偽誇大な広告にも該当します。記述のとおりです。
医薬品には必ずリスクが伴いますので、副作用がないと断定することは事実に反します。「天然だから安全」という論法も成り立ちません。
医薬品等適正広告基準において不適当とされる表現を、まとめて押さえておきましょう。
効能効果や安全性について、最大級の表現またはこれに類する表現 …… 「最高の効き目」「万能薬」など
医薬品の効能効果について、事実に反する認識を得させるおそれがある広告
医薬関係者、医療機関、公的機関、団体等が公認、推薦、選用等している旨の広告 …… 原則として不適当
チラシ等で、医薬品でない製品に医薬品的な効能効果があるように見せかけるもの
一般用医薬品と同じ有効成分を含有する医療用医薬品の効能効果をそのまま標榜すること
漢方処方製剤について、構成生薬の作用を個別に挙げて説明すること
医薬品の使用前・使用後を示した図画・写真等
【(c)が誤り ―― 暗示的でも虚偽誇大広告】
医薬品の効能効果または安全性について、それが確実であることを保証するような表現がなされた広告は、明示的であるか暗示的であるかを問わず、虚偽又は誇大な広告とみなされます。
「明示的でなければみなされることはない」という記述は誤りです。はっきり書いていなくても、そう受け取らせる表現であれば規制の対象になります。
虚偽又は誇大な広告の禁止(法第66条第1項)については、次の点もあわせて押さえてください。
広告等の依頼主だけでなく、その広告等に関与するすべての人が対象となる
医薬品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない
医師その他の者がこれを保証したものと誤解されるおそれがある記事を広告等することも、虚偽又は誇大な広告とみなされる
堕胎を暗示し、又はわいせつにわたる文書又は図画を用いてはならない
【(d)正しい ―― 漢方は処方全体で一つ】
漢方処方製剤の効能効果は、配合されている個々の生薬成分が相互に作用しているため、それらの構成生薬の作用を個別に挙げて説明することは不適当です。記述のとおりです。
漢方処方は、処方全体としての適用性等、その性質からみて処方自体が一つの有効成分として独立したものという見方をすべきものです。分解して説明すると、処方本来の考え方から外れてしまいます。
同じ理由から、しばりの表現(体力中等度以上のもの、など)を省いて広告することも不適当とされています。
出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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