駆虫薬及びその配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。…
主な医薬品とその作用 第38問
駆虫薬及びその配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)駆虫薬は、腸管内の寄生虫を駆除するために用いられる。一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫である。
- (2)駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すため、駆虫薬は瀉下薬であるヒマシ油と併用することが望ましい。
- (3)サントニンは、回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
- (4)ピペラジンリン酸塩は、アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すため瀉下薬が併用されることはありますが、ヒマシ油を使用すると腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなり、副作用を生じる危険性が高まります。そのため、ヒマシ油との併用は避ける必要があります。「併用することが望ましい」は誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 正しい。一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫です。
(3) 正しい。サントニンは、回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられます。消化管から吸収されたサントニンは主に肝臓で代謝されますが、肝臓病の診断を受けた人では肝機能障害を悪化させるおそれがあるため、使用前に医師等へ相談します。服用後、一時的に物が黄色く見えたり、耳鳴り、口渇が現れることがあります。
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(4) 正しい。ピペラジンリン酸塩は、アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられます。
【駆虫成分の作用】
サントニン …… 回虫の自発運動を抑える
カイニン酸 …… 回虫に痙攣を起こさせる
ピペラジンリン酸塩 …… アセチルコリン伝達を妨げ、回虫・蟯虫の運動筋を麻痺させる
パモ酸ピルビニウム …… 蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示す
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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