次の記述は、輸入通関に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、正し…

関税法等 関税法等 第20問

次の記述は、輸入通関に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、正しい記述がない場合には、「0」をマークしなさい。

正答 (2)
正答は (2)。 【各選択肢の検討】 (1) 誤りです。関税法第71条第2項は、原産地について偽った表示等がされている外国貨物について、税関長が輸入申告をした者に直ちに通知し、期間を指定して、その者の選択により、その表示を消させ、もしくは訂正させ、または当該貨物を積みもどさせなければならないと定めています。選択肢は三つ目を「滅却させる」としていますが、正しくは「積みもどさせる」です。表示を直せば流通させてよい貨物ですから、貨物そのものを壊してしまう必要はありません。 (2) 正しい記述です。関税法第67条の2第3項は、輸入申告は貨物を保税地域等に入れた後にするのが原則としつつ、第3号で、特例輸入者または特例委託輸入者が政令で定めるところにより輸入申告を行う場合をその例外としています。したがって、これらの者は貨物を保税地域等に入れる前に輸入申告をすることができます。なお、同条第4項により、入港手続に係る積荷に関する事項が税関に報告等された後にする必要があります。
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(3) 誤りです。関税法第77条第3項は、賦課課税方式が適用される郵便物を受け取ろうとする者は、受け取る前に、書面に記載された税額に相当する関税を納付し、または次条第1項の規定によりその関税の納付を日本郵便株式会社に委託しなければならないと定めています。委託することができないとする点が誤りです。 (4) 誤りです。関税法第67条の2第2項は、外国貿易船に積み込んだ状態で申告することが必要な貨物について、税関長の「承認」を受けて、その係留場所を所轄する税関長に対して申告することができると定めています。はしけに積み込んだ状態で申告する場合も、政令で定めるところによりこの規定が働きます。届出ではなく承認である点が要点です。 (5) 誤りです。保税蔵置場に外国貨物を置くことの承認の申請の際に締約国原産地証明書を税関長に提出している場合には、その後の輸入申告の際に重ねてその写しを提出する必要はありません。同じ書類を二度求める理由がないためです。なお、承認の申請と輸入申告を行う税関長が異なる場合など、例外的な取扱いがあり得る点には留意してください。 【承認と届出を見分ける】 本問の(4)のように、関税法は「税関長の承認」「税関長の許可」「税関長への届出」を厳密に使い分けています。行政庁の判断を挟むかどうかが分かれ目で、貨物の置かれる場所や検査の可否に影響する場面では承認や許可が、単に事実を知らせれば足りる場面では届出が用いられます。条文を読むときは、この語尾に印を付けておくと得点に直結します。

出典:第57回 通関士試験 関税法等 第20問(財務省 税関 公表)出典元ページ

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